さて、今回は、僕が実際にオリンピックトライアルに行って「観て」「聞いた」ことを中心に、アメリカオリンピックトライアルの
「ここが凄い!」という点を幾つかのポイントに絞って日本の選考会と違う所なども含めながら、紹介したいと思います!
笑
では!さっそくいきます!!
①大会の規模の大きさ(1)
まず、今回オリンピックトライアル(OT)が行われたのは、ネブラスカ州オマハにある
「Century Link Center(CLC)」
というイベント施設。
そう、OTのプールは「OT為だけの仮設プール」がCLC内のアリーナに設置されるんです。
CLCは、日本でいう埼玉スーパアリーナのような施設をイメージして頂ければと思います。
イベント施設というだけあってはかなり大きかったです。
会場は4階建てで、2階がプールアリーナ、3、4階が観客席になっていました。競技はCLCのアリーナに仮設されたプールで行われたのですが、アリーナの収容人数は15000人程。
今回のOTでは、8日間を通して約20万人を動員。この数は、過去のOTの中でも最多とのことです。
ちなみに日本で日本選手権が行われている東京辰巳国際水泳場は、収容人数5000人程。
といっても満員になっている所は見たことが無いと思うので、観客動員数だけを見てもアメリカが10倍ほど規模が大きいのではないでしょうか。
やはり、日本選手権と比べても圧倒的に会場内の雰囲気が違いました...。
人数だけが理由ではないのですが...。まぁそれは次回のブログで紹介するとして、会場内はプールを観客席が四方から囲う作りになっており、プールの真上に4面オーロラビジョンが設置されています。
前後左右、どこからでも映像とラップタイムを確認することが出来るので、正面や後ろの席の人でも、レースを横からの視点で楽しめます。アメリカのイベント施設の造りの特徴かと思いますが、2階、3階の勾配がかなり急です。
僕の席は1番遠い席だったのですが、距離的にはそれほど遠くは無く、上から眺めているような観客席の造りになっていました。
②大会の規模の大きさ(2)
今年のOTの参加人数は1682人。
今年の日本選手権(JP)の参加者は631人。
JPよりもOTの参加者の方が圧倒的に多いですが、これには参加標準記録も大きく影響していると考えられます。
(記録は全て長水路での記録)
こちらが2016年OTの参加標準記録。
こちらが2016年OTの参加標準記録。
種目によってまちまちですが、特に長い距離と特殊種目において日本選手権の標準記録よりも平均して100mにつき1秒ほど緩いですね。OTでは、男女問わず全ての種目において予選競技は10組以上ありますし、何より男子1500m自由形の予選が15組もあったのが驚きでした...。
見る方も大変...!!!
ただ、これはアメリカのレベルが低い、というよりも、より多くのスイマーにオリンピックトライアルに参加する意義を感じさせるという意味で僕個人的には評価しました。若い選手がやはりかなり沢山いたので、そういった選手がトップスイマーと一緒にアップをしたり、同じ環境でレースをしたりすることは、必ず彼らの将来に繋がっていくと思います。実際に、前回のオリンピックトライアルでは、15歳のケイティレデッキー選手が800mで初めて代表入りし、そのままオリンピック優勝という快挙を成し遂げています!
実際のレベルで見ていくと、男女ともにスプリントのレベルは非常に高かったと言えると思います。恐らく、日本人選手でも決勝に進めるのは1人、2人かというレベルでした。
更に、このOTは、約1000のボランティアによって競技進行が支えられています。
会場と人数の規模を考えても、かなり綿密なスケジュールと管理体制が整ってないと競技がすぐに滞ってしまいますし、その点でもOTの「凄さ」を肌で感じることのできる大会でした。
③設備の充実
ここが今回僕が実際に行ってみて1番驚いたというか、「スゲ〜」と心の中で叫んだ点です。
⑴OTを見に来た人は、レースだけでなく、他にも色々と楽しめる要素がある。
⑵OTに出場する選手は、とことんレースに集中できる環境が整っている。
(1)CLCの中には、「AQUA ZONE」というレジャー施設がエキジビジョンホールに設置されていました。主に子供向けに作られた「レジャー施設」なのですが、実際の波に乗って遊ぶサーフライディングや、ロッククライミング、バーチャルリアリティ体験、スイミングトレッドミルなど子供だけで無く大人も楽しめるような設備のオンパレードで、遊んでいる子供達を見ているだけでも楽しいくらいの充実した空間でした!
特に「MICHAEL PHELPS SINNATURE SWIM SPA」というスイムミルは、お風呂のようなプールの中でその場で泳ぎ続けることが出来るプールなのですか、やはり日頃なかなか体験できない物なのでとても人気がありましたね。
その他にも、お金を出せばオリンピアンスイマーと食事を共にしたり、交流が出来るイベントも毎日行われ、予選競技と決勝競技の間には現役オリンピアン、元オリンピアンのスイマーのトークショーやサイン会なども開かれていました!
(2)これは会場の中で紹介されていたことなので、恐らく行かないと絶対に知ることのできないとっておき...!!ですが、かなり面白い!!僕の中でイチオシの情報です。
プールのあるアリーナから直結している広大なスペースは、選手がリラックスしたりクーリングダウンをしたりするスペースに割り当てられていました。
その設備の内容が驚愕...
これらが実際に紹介されていた設備の一覧です。
①数十人規模で使用可能なほど広大な体操、ストレッチマット完備のスペース
②そのすぐそばに、数え切れないほどのマッサージベッドがずらり。
③そこに隣接して、10個程のアイスバス完備。
④ソファとテレビのあるチャッティングスペース。
⑤テレビゲームが出来るスペース
⑥そして極め付けは、ドッグセラピー...。
これらすべての設備が、選手のセルフ・ボディ・メンタルケアのために設置されていました。
まさかドッグセラピーまで...。さすがにこれには地元アメリカの人たちも驚いていましたが、テレビスペースやアイスバスが完備されていることでさえ僕はびっくりでした。
選手一人一人が気持ちよくレースに臨むことが出来る環境がここまで整っていることにまず驚きですし、ただ無駄に会場が広いだけで無く、きちんとそのスペースを有効活用している運営、企画方法にも感嘆するばかりでした。
さて、ここまでアメリカオリンピックトライアルに関する基本的な情報から、現地で実際に「見て」「聞いた」ことをいくつかのポイントでまとめてきましたが、次回はまたこの続き...
ですが!
恐らくここもかなりユニーク!!
と感じた「演出」について紹介したいと思います!
いやぁ...ほんとに、とても水泳の競技会とは言えないような面白い演出とアメリカらしいなぁ〜〜と思った演出の連続でしたので、もれ無くご紹介したいとおもいます!
次回はすぐにまた更新します!!
では!