いよいよ!!オリンピック競泳も
本日最終日となりましたね。
オリンピック競泳の最終日といえば、そう。 1500m自由形の決勝が行われます。
皆さん、1500m自由形と聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
「長い」「きつそう」「つまらない」
「何が面白いかわからない」
だいたいこのような感じでしょうか。
そんなことないよ、と言ってくださる方、ありがとうございます。笑
競泳種目の中でも過酷と言われる1500mを、まさに今日、皆さんにもっと楽しんでもらう為に、大学4年間1500m自由形をやってきた元競技者兼自称、競泳マニアがその魅力をお伝え出来ればなと思います。
では!一問一答形式10問、でいきますよ!
Q1. 1500mってプールを何往復するの?
A.「1500mは、50mプールを15往復します」
Q2. 自分が今何メートル泳いでいるか分かるの?
A.「実は800mと1500m自由形の時だけ、プールの底にターンの数をカウントしてくれるカウンターが設置されます。全部で29回ターンするので、29→0と1回ずつ減っていきます。選手によってそれぞれですが、それを見れば自分が今何メートル泳いでいるか確認出来ます。今日のレースの時にプールをよく見てみてください!」
Q3. 1500mの世界記録は?
A.「現在の世界記録は、中国の孫陽選手の14分31秒02です」
Q4. それ(14分31秒02)って速いの?
A.「50mを30秒0で泳ぎ続けると、1500mを15分00秒で泳ぐ計算になります。孫陽選手の世界記録14分31秒は50m換算すると、29秒0で30回泳ぎ続ける計算です。25m換算すると、14秒5で60回泳ぐ計算になりますね。」
Q5. レースの中でどこが1番キツイの?
「一般的に、1000m〜1400mの400mが最も過酷と言われます。ペース配分やその時のコンディション次第では、600m、800m辺りで地獄のような苦しみを伴いながら泳いでいます。ここでいかに自分を奮い立たせ、ガマン出来るかが自分との勝負のポイントです。ちなみに僕は、2回ほどキツくてレース中に涙が出たことがあります。笑」
Q6. レース中に何考えているの?
「これ1番聞かれる質問ですが、僕の場合、レースの前に立てたレースプランを泳いでいるときは常に頭の中で復唱していました。
例1)500mまでは、こういう泳ぎをしよう
→良し、いい感じだ。イメージ通り。これターンしたら次600mだな。次の作戦は...
例2)1000mを超えたらひたすら我慢しよう
→キツイ...身体が痛い...でもガマンガマンガマン、まだいける。まだいける。あと400m!
こんな感じです。これも選手よってそれぞれだと思いますが、多分このような事を考えてる選手は多のでは...。」
Q7. 自分の泳いでいるペースって分かるの?
「1500mの選手は恐ろしいほど泳ぎ込んで徹底的に自分の理想とするペースを身体の中に叩き込むので、分かっている、と言ってもいいと思います。泳ぎこみの時期の練習量は1日に20km以上、1週間に100kmを超える選手は珍しくないですので、自分が今どのくらいのペースなのか、というのは泳いでいる感覚で分かります。」
Q8. あの人とあの人、泳ぎ方が違うけど何で?
「自由形の長距離選手は、1ストローク(手を1回ずつ回す)の間にキック(足)を6回打つ選手、4回打つ選手、2回しか打たない選手と、それぞれ泳ぎ方が違います。簡単に説明すると、足を動かすと走るのと一緒で息が上がってキツくなりますがスピードが出ます。足を動かさないと息は上がりにくくなりますがスピードに劣ります。
このメリット・デメリットを自分のタイプと照らし合わせつつ、選手は各々自分の1500mのベストな泳ぎ方を試行錯誤しています」
Q9. 今夜の1500m自由形の注目ポイントは?
「300mを過ぎた当たりから、1位の選手がどのくらいのペースで泳いでいるか、50m毎にタイムを計算しながら見てみて下さい。0.1秒の誤差の中で機械のようにペースを刻みます。50mを29秒5、100mを59秒0以内でペースを刻んでいれば、最初とラスト100mの貯金を含めて世界記録の更新も視野に入ってきます。」
Q10. 注目選手は?
「前回大会王者、孫陽選手が昨日の予算で決勝進出を逃しました。イタリアのPaltrinieri選手は、今年の欧州選手権で14分34秒という記録で泳ぎ、予算も1位通過しています。アメリカのコナー・イエガー選手、今大会400m自由形優勝のマック・ホートン選手も優勝が狙える実力者です。僕個人的には、やはりPaltrinieri選手の世界新記録更新に期待、注目しています。」
以上、少しは1500m自由形を楽しむための参考となったでしょうか...。
あくまで僕個人的な意見ですので、何か質問等あれば是非聞いて頂ければと思います。
もちろん、1500m自由形以外にも今日は注目競技が盛りだくさん!
競泳、最終日。楽しみましょう!
では!また今夜!