今日は、なんということもない、ありふれた日曜日だったはずなのに、私は突如として、カレーなどというものを作りたくなった。
馬鹿馬鹿しい衝動だった。
玉葱を切って涙を流しながら、ふと、これが人生というものかと考えた。
じゃがいもはごつごつとして無愛想で、にんじんは無意味に赤く、肉は沈黙していた。鍋の中でそれらがぐつぐつと煮えていく様を見つめながら、私は、なんだかもう、少し泣きたくなった。
出来上がったそれは、味はまあまあだったが、何よりも、その不器用な熱が、私を救ってくれたような気がした。
生きていても、まあ、いいのかもしれない。