改装の概要はこちらで。

 

内蔵モニタの交換

 

 

モニタの選定

MZ-2000をWindows機として現用するために最も重要となるのが、10インチ内蔵ディスプレイの近代化である。

「解像度640×200 グリーン単色」というBASIC仕様のオリジナルのブラウン管モニタを、Windows仕様のフルカラー・フルハイビジョンモニタに置き換えることになるが、10インチ枠に収められることが絶対条件となる。

 

下の写真が、内蔵ブラウン管を取り外した状態。

見てわかる通り、10インチとはいっても現代のワイド画面ではないため、現代規格の10.1インチワイドモニターを使用するには、画面周囲の「外枠」部分を何とかしなくてはならない。さらに、オリジナル機のカセットデッキ扉の内部機構を生かしたい場合、その機構とギリギリ干渉しない幅として、選ぶ製品は横幅25㎝未満であることが絶対条件であることが分かった。

あえてオリジナルの枠組みを踏襲し、ひと回り小さい8.9インチモニターを使用する方法も考えられるが、10.1インチと8.9インチの使用感の差はとてつもなく大きく、さらに10.1インチの場合、フルハイビジョンより上の2K解像度の製品が存在するため、選択肢は10.1インチ一択だろう。

 

選択した製品は以下。

2K解像度で、横幅は24cmの製品。HDR映像出力にも対応している。

スピーカーも内蔵しており、これを本機本体のスピーカーとして利用できる点も大きい。

 

 

取り付け

10.1インチワイドの画面サイズを確保するため、オリジナル機のモニタの外枠を取り外す。

外観から、簡単に取り外せると思っていたが、これが独立した部材ではなく、まさかの前面フレームと一体化した部材であったため、ホットカッターを使用して切り離すという、慎重かつ大胆さが求められる大掛かりな加工となった。

 

モニタをはめ込むと、下の写真のように、上部と下部は切断作業の断面がむき出しになってしまった。

 

ここは見映えにダイレクトに響いてくるため、切断面の化粧には試行錯誤を繰り返した。

その結果が下の写真。

黒いゴム板、黒いプラスティック板も試したがチープ感が払拭できず、思い切って硬目のナイロン布を使用してみたところ、この通りかえってメタル感が出て自然な仕上がりになった。

 

はめ込んだモニタを裏側から見た写真。(下が画面の上部)

左上に設定ボタン群、下の両脇に音声出力口が見える。

横幅24cmでも、写真右端にあるカセットデッキ扉の開閉用部品とガッチリ密着しており、実際はギリギリであることが分かる。

 

HDMIケーブルとUSBケーブルは、空きスペースの関係でモニタ付属の通常タイプのものは使えず、L字型のケーブルを別途用意する必要がある。

 

モニタはしっかりと、かつ脱着が容易に行えるように固定したい。

自分は消しゴムをフレームに接着して土台にし、そこにL字の釘を回し込んでモニタを固定した。L字を横に回せば容易に取り外せる、写真立てと同じ仕組み。

 

 

完成

 

10.1インチ画面はB5ノート以下の画面サイズだが、以下のような設定とすれば問題なく使用できる。

 

スピーカーは、以下のように使い分ける。


◆本体から音を出したい場合

 「1 - RTK FHD HDR」を選ぶと、内蔵モニタのスピーカーから音が出る

 (「2 - PHL241E9」は本機の外部モニタ)

◆ヘッドホンを使用(本体はミュート)したい場合

 「スピーカー」を選ぶと、本体背面の緑ジャックに差したヘッドホンが有効になり、内蔵モニタのスピーカからは音が出ない

 

 

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