種まき後の最初の芝刈りは5cmを超えたら行います。芝刈り機はロータリー式やリール式のどちらでもかまいませんが、芽が出たばかりの芝が抜けてしまわないように刃を鋭く砥ぎリールを適切に調整しなければなりません。最初の芝刈りは5cmに刈ります。その後の芝刈りは葉の3分の1以上を刈ってしまうことが無いように頻繁に行わなければならない。刈り高5cmの芝を保つためには7.5cmになる前に芝刈りしなければなりません。週一回芝刈りをするなら刈り高は5cmが目安です。より低く保つにはさらに多くの芝刈りが必要となります。フィルキング、ラムⅠ、タッチダウンなどの改良されたケンタッキーブルーグラスの品種は刈り高2.5cm以下の低刈りが出来ます。しかしながら、ケンタッキーブルーグラスを刈り高2.5cm以下で刈ると弱ります。刈り高2.5cm以下の低刈りをするとスズメノカタビラやメヒシバなどの雑草が侵入しやすくなります。刈り高4cm以上で維持すると雑草の問題が少なくなります。

暖地型芝草に比べてケンタッキーブルーグラスは多くの水が必要です。ケンタッキーブルーグラスを緑に保つには一週間に1平方メートルにつき50リットルの水が必要です。またトランジションゾーンで夏に成長させるには同量の水が必要です。この水の量を1日で適用すると芝生の根域全体を濡らすのに理想的である。しかしながら芝生の根域は浅いので水の量を保てません。ケンタッキーブルーグラスの根の成長を促進するためには毎日1平方メートル当たり10リットル近くの水を与えなければならない。

ケンタッキーブルーグラスが休眠状態になってもよければ2~3週間に1平方メートル当たり10リットルの水を与えれば生き残るだろう。休眠中の芝生は雨やたっぷりの水遣りですぐに回復するだろう。ケンタッキーブルーグラスは耐干ばつ性は低めに評価されていますが実際には干ばつに強いです。ケンタッキーブルーグラスは十分な雨が降らなかったり水を撒かなくても数ヶ月は生き延びることが出来ます。

ケンタッキーブルーグラスに必要な窒素肥料の要求量は種を撒いた年は非常に多く翌年からは少し減少します。芝は最初の年は2.5kgぐらいの窒素肥料に反応しますが、翌年からは1kgぐらいで足りるようになります。ケンタッキーブルーグラスは夏に過剰な窒素肥料を与えたり、窒素肥料を与えたあとに水遣りしないと枯れてしまいます。窒素肥料は一回当たり100平方メートルにつき窒素成分200g以下にすべきである。遅効性の窒素肥料は一度に大量に与えることで回数を削減することが可能です。

ケンタッキーブルーグラスはアルカリ性の土壌では鉄欠乏(黄に変色)になりやすいです。鉄欠乏で変色した葉の色は鉄肥料を適度に葉面散布することですぐに戻ります。(硫酸第一鉄だと100平方メートル当たり60グラムぐらい)土壌にリンが多いと鉄欠乏を悪化させてしまいます。鉄不足のときはリン肥料は最小限にしましょう。