『死後の恋』・『ドグラマグラ』の作者である
夢野久作は、『華麗なるギャッツビー』の作者
フィッツジェラルドと、概ね同時代人です。
作品は1920年代・1930年代と、今から90年ないし
80年前に集中しています。
それぞれに文学の世界では今でも広く読まれて
いますし、評論家や研究者も多いです。
が、このブログのテーマである潜在意識活用の
素材として対比させるといった取り上げ方は
されたことがなかったと思います。
もちろん、旧約聖書ともならべることもありま
せんでした。
が、ここでは、ただひとえにあなたの潜在意識
を最大限に活用するため、いかなる組み合わせ
もありうるのです(笑)。
夢野久作の作品は、今にして思えば潜在意識と
系譜とを結合した内容のものが多いです。
とくに潜在意識が代々伝わり、それが何かを
きっかけに立ち現れる、という話が多いです。
いったんできあがったイメージは、個々の肉体
が滅んだ後も、エネルギーとして不滅なまま
保存されるのです。
物理学の世界では従来イメージはエネルギーを
持つものとはされてきませんでした。
しかし、今回ノーベル賞を受賞したヒッグスの
ヒッグス粒子理論により、今後はイメージでさえも
重量をもち、そのエネルギー量についても
科学的検証がはじまるかもしれません。