先の土日、香港に行っている間に、日本では、AKB選抜総選挙(第8回)が実施された。
これまでは、毎年地上波や衛星でほぼリアルタイムで見てきたが今回は逃した。
実際に会場に行ったのは、あっちゃんの「私のことは嫌いでも、AKB48のことは嫌いにならないでください。」で有名な第3回の武道館だけだ。
キンタロー。がマネして一層有名になったこのセリフだが、会場で聞いた時は、ファン投票で1位に選ばれた後のスピーチで「私のことは嫌いでも。。。」と言うのは奇妙に感じられた。たぶんアンチが大勢いたのかもしれないが。
今回の総選挙は、テレビの録画とyoutubeで事後に見た。
サッシーが、243,011票(ネットでも騒がれていたが、末尾からの語呂合わせで「一位をサッシーに」)という得票数で初のV2だったのには驚いた。
今日公示された参議院選に出れば余裕で当選できる票数だ。笑
僕も行ったソロコンサートで1位を取りたいと宣言したゆきりんが、昨年の2位から5位に下げたのは、スキャンダルの影響だろう、仕方がない。
僕が清き3票(柱の会+モバイル+CD1枚)を入れたゆいはんは11位と昨年から1位下げたが、若手、地方組が躍進する中、善戦したと思う。
にゃんにゃん仮面ことこじはるが16位で「私、小嶋陽菜はAKB48をやっと卒業しまーす。」と明るくスピーチしたのは気持ちがよかった。

今回の投票総数は325万5400票だったとのことだが、金額換算すると、(いろいろな試算があるが)僕は30億円前後ではないかと思う。
投票権付きの44th シングルCD「翼はいらない」は、Billboards Japanの発表だと240万枚売れたそうだが、CDには通常版1500円と劇場版1000円があり両者の販売割合を知らないので仮に平均して1枚1250円として240万枚だと30億円になる。
この他に、会場の当日票3万票とファンクラブ票が80万票以上ある勘定になる。ファンクラブは会費も安く(モバイル月会費300円、柱の会年会費480円)チケットの予約等が主目的で、投票のために入る人はいないと思うが、投票数としては、先の参議院選の比例代表2位につける数で、すごいと思う。
総選挙はこれまでミニコンサートの後に開票イベントという構成だったが、今年はコンサートと開票イベントを完全に分け、チケットも別々になった。
2つのイベントの通し券は大人で1万7600円でファンの支出は前年の2倍になったが、ほぼ満員の3万人が入ったのはすごい。
このイベント、新潟市が試算した地元への経済波及効果は15億6千万円だというから、地域振興にも貢献している。
この総選挙、CDの販売方法としてみれば、一度も聴かれずに、封も開かれずに捨てられるCDがたくさんあるという点では邪道だとの批判も相当多い。
しかし、 商品の本体は投票権と握手会握手券というイベントに参加する権利で、CDはおまけだと考えると(大半の購入者の実感もそれに近い)、目くじらを立てることも無いように思う。
だったらそういう売り方をしろよ、という向きもあろうが、CD販売と関係なく投票権を売るのは見方によっては、対価性がほとんど無い(推しメンの順位が上がるだけ)ので、売買ではなくファンからAKB運営会社への贈与と見られかねず、贈与税最高税率55%をごっそり国税当局に持って行かれかねない。
また、握手会券は、CDの販促という面を除外してしまうと、対価を取って身体の一部に触らせる営業行為と見られ、風俗営業の許可が必要ということにもなるかもしれない。
その場合、18歳未満のメンバーは参加できなくなるし、18歳以上のメンバーも風俗営業に従事する「風俗嬢」になってしまう。笑
まぁ、一ファン、一消費者としてはあまり難しく考えないで、アイドルビジネスが様々に工夫を凝らして提供してくる様々なサービスを、自分のお財布や時間と相談しつつ、但し、(金も時間も有限なので)シビアな目で選択して、購入して楽しめばいいのではないかと思う。