11/8(金)に、JAFの「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査（2024年調査結果）」が発表されました。
2023年の調査結果についてご紹介したのが下のブログです。
今回の結果で特筆すべきは、全国平均が「45.1%」から「53.0%」に増え、遂に過半数を超えた、という点です。
※引用
頑なに止まろうとしないドライバー達の言い訳はたいてい「どうせ他の車も止まらないんだから、自分だけ止まっても意味が無い。却って危ない。」です。
でも、過半数のクルマが「止まる」ようになれば、そういう言い訳はご遠慮いただけます。
富山県民の交通マナーは悪い？！『信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査2024』発表！ ※『JAF』調べ。 : とやま速報 - 富山県富山市の地域情報サイト
今回の最下位は「富山」の「31.6%」でした。
それでも、昨年の最下位の「新潟」の「23.2%」よりもだいぶ良化しています。
それよりも心配なのは、「東京」の「38.7%」です。
全体的な印象としては「最近、信号機のない横断歩道で車が止まってくれるようになった」となっているのに、車両台数の割合の大きい首都東京がその足を引っ張って「いやいや。まだまだ止まってくれる車少ないよ」という印象を強くしてしまうことになります。
来年は、せめて「東京」に「平均値越え」をしてもらえるよう、都議会議員の方にも尽力をお願いしたいと思います。
JAFの発表に先駆けて、面白いNewsの記事を教えていただきましたので、ご紹介します。
岐阜県の小学生が「横断歩道に立って、車が止まってくれるまでに何台通りすぎていったかを数える」ことを夏休みの自由研究として調べ、警察にも報告した、という記事です。
止まってくれない車は「背の低い車」と「おばあちゃん」という傾向を見出すなど、秀逸な研究結果となっています。
実は私も、家から駅までの途中に一カ所、信号機のない横断歩道があるので、出来るだけそこを使って、かなり強引に渡ろうとすることで、ドライバーのみなさまに本来の交通ルールを教えて差し上げるという活動に取り組んでいます。
その活動を通して、私が感じている「止まろうとしない車」のドライバーの傾向は「自分さえ良ければいい人」「責任転嫁する人」です。
私が横断歩道に差し掛かった時に、右からすぐ手前まで来ていた1台目の車が止まれないのは、まあ仕方ないとしましょう。
2台目、3台目のドライバーの思考は、「前の車が止まらないんだから、自分も止まる必要無いでしょ。」です。
もちろん、最近は2台目の車が止まるケースの方が多いんです。
でもそれでも、2台目、3台目の車が、ええっ！なんで止まらないの？？？という驚愕の表情でドライバーの顔をじっくりと見続けている私の目の前を通り越していく、というケースが未だにあるのです！
みなさんも、歩行者の立場の時に、目の前を行き過ぎるドライバーの顔を見てみて「何故この人は止まろうとしないんだろう？」と考えると、同じような性格の傾向が見えてくると思います。
そして、「車の運転」はその人の本性を現しますので、運転以外の一般社会生活や家庭生活でも、そういう性格を遺憾なく発揮していることでしょう。
人の性格を矯正するのはほぼムリですが、「捕まって罰金を取られるのはイヤだ」「事故を起こしたりしたらエラいことになる」と考える程度の知能はあるでしょうから、「止まる」方に行動を変えさせることは比較的実現可能なのではないかと思います。
とまあ、またヘンなことを書いてしまいましたが、とにかくみんなが「交通ルール」「運転マナー」を守って、安全快適な交通環境が実現することが、私の目標なのです。
おしまい