7/7(日)は、「東京都知事選挙」と同日の「東京都議会委員補欠選挙 北区選挙区」の投開票日でした。

 

私は事前に、この選挙に勝つためにはどのくらいの得票数が必要となるのか推定してみました。

 

ざっくりと、北区の有権者の数は約28万人です。

 

投票率は「東京都知事選挙」の方に依存すると考え、前回の投票率を確認したところ「55%」でした。

 

今回の「東京都知事選挙」は注目度も高いので、投票率も「60%」程度までは上がるだろうと見ました。

 

そうすると、総投票数は、「28万」×「60%」=「168,000」票です。

 

立候補者は4名なので、私はこれを3で割って、「56,000」票という数値を導き出しました。

 

何故「3で割る」かという点については明確な根拠は無いのですが、「1位と2位に一方的に票が固まるのでは無く、3位と4位も相応に得票するだろう。」と予想したためです。

 

この事から、「56,000」票あたりが当落のラインになるのではないかと考えたのです。

 

それでは、結果を見てみましょう。

 

東京都議会議員補欠選挙(令和6年7月7日執行)の開票結果|東京都北区 (city.kita.tokyo.jp)

 

都民ファーストの会 こまざき 美紀 58,523票
自由民主党     戸枝 大幸   44,630票
日本共産党     せいの 恵子  29,932票
日本維新の会    きとう 直樹  26,686票
という結果です。

 

無事、「アレ」を達成することが出来ました。

 

 

上の「北区」のWebの情報では、残念ながら「投票率」が判らないので、「選挙ドットコム」のページを見てみましょう。

 

東京都議会議員補欠選挙(補欠選挙) - 北区選挙区候補者一覧 - 2024年07月07日投票 | 東京都 | 選挙ドットコム (go2senkyo.com)

 

「有権者数」が「286,775人」で「投票率」が「 61.23%」です。

 

結果的に、私の読みはほぼ当たっていた、ということになります。

 

ただ、私はここで、ちょっと不思議なことに気付きました。

 

上の北区のページのデータで、「開票率」が「91%」の時の「合計」が「159,000」であるのに対し、「100%」になった時が「159,771」と、「771」しか増えていないのです。

 

えっ?「9%」増えてるのに、なんで「771」しか増えないの?

 

よくよく数値を見てみると、下の方に「無効投票数 15,795」という数値があるのです。

 

有効投票の1割くらい、無効投票があったということです。

 

何故こんなことが起こるのかについては、このブログのテーマとは関係しませんので、説明は割愛しますが、この理由がパッと判る人は、かなりの選挙マニアだと思います。

 

いずれにしても、この「無効投票数」は除いて考える必要がありますので、「有権者数」に対する、「有効投票数」の割合を「有効投票率」として算出してみます。

 

「159,771」票 ÷ 「286,775」人 =「55.71」%です。

 

2023年の「北区長選挙」の投票率が「51.61」%ですので、「投票率は上がった」と言っていいでしょう。

 

もし、今回の「東京都知事選挙」の注目度が低ければ、有効投票率は「北区長選挙」の時とせいぜい同程度、恐らくはさらに下がっていたでしょう。

 

仮に「マイナス5%」だったとします。

 

286,775 × 5% = 約14,339 票分、有効投票数が少なくなっていたということです。

 

ここで、今回のこまざきさんと次点の方の得票差を見てみましょう。

 

58,523票 - 44,630票 = 13,893票です。

 

この票数差だけ見ると、「楽勝」だったようにも見えますが、実際には「辛勝」でした。

 

「マイナス5%」であれば、さすがにひっくり返ることは無かったと思いますが、これが、「マイナス6%」、「マイナス7%」などの有効投票率だったら、かなりの僅差になったか、下手をすると結果は変わっていたりしたかも知れません。

 

私が「楽勝じゃなかった」と言うのは、この点のことなんです。

 

恐らく、2位の方や3位の方については、有効投票率が少々下がっても、「得票数」にはそれほどの影響は出なかったと思います。

 

推測ではありますが、内訳の大部分を「組織票」が占めているからです。

 

投票率には関係無く、これらの「組織票」は投票されるものなのです。

 

逆に、こまざきさんの場合は、有効投票率が上がればその分有利になります。

 

「自分の判断で投票する候補者を選べる人」の数が増えるからです。

 

つまり、今回の選挙でこまざきさんが勝利することが出来た要因のひとつは、「有効投票率が高かった」ことだと考えています。

 

もうひとつの要因は、「都民ファーストの会」に所属したことです。

 

東京都知事選挙(令和6年7月7日執行)の開票結果|東京都北区 (city.kita.tokyo.jp)

 

こちは、「東京都知事選挙」の北区分の開票結果です。

 

小池ゆりこさんの得票数が「77,799」票ですので、この中のある程度の割合の方が、「こまざきさんのことは知らないけれど、小池さんと同じ党なら入れておこう」という感じで、こまざきさんに投票されたのだろうと思います。

 

ただ、それがどのくらいの票数なのかは、私の知識では推し測ることは出来ません。

 

小池さんに投票した人すべてがこまざきさんに投票してはいないことから、「同じ党である」ことが判らなかった人や、自民党の候補者に投票された方も多かったのではないかと思います。

 

昨年4月の「北区長選挙」の時のこまざきさんの得票数が「41,095」票ですから、その時の票が全て得られたとしても、それだけでは勝てなかったことは明らかです。

 

しかし、当然のことながら、私はこのブログで「こまざきさんは他力本願でラッキーに勝てた」などということを伝えようとしている訳では全くありませんし、そんなことは思ってもいません。

 

こまざきさんの魅力を判る方が増えたことによる得票数の増加、さらにそういった方々が周りの方にもその事を教えてあげたことによる成果という面も大きくあるでしょう。

 

そういった、こまざきさんのファンの方々に、2025年7月の「都議会議員選挙」に向けて、その勢いを失速させることなく、さらに盛り上げていって欲しい、ということをお伝えするのが、このブログのテーマなのです。

 

(その1)と言うことは、当然(その2)も準備しています。

 

(その2)では、さらに具体的に、ファンのみなさんにどんなことを期待しているのか、という点についてご説明したいと思います。

 

おしまい

 

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