うちの息子くんは、2月下旬に車の運転免許を取りました

 

私は、車の運転技術自体は全く大したことがありませんが、「運転マナー」や「運転する上で注意すべきこと」については、一般のドライバーよりも、深く整理して把握することが出来ていると自負しています。

 

そして、そのノウハウを息子に伝授してやりたいとずっと思っていたのです。

 

幸い、息子は「運転自体は嫌いじゃない」「運転に慣れて、友達同士や自分だけで運転出来るようになりたい」と言います。

 

なので今、「息子の運転練習に付き合うこと」は、私に取って最優先事項になっているのです。

 

3/2(土)は、近くのスーパーの駐車場に、車庫入れの練習をしに行きました。

 

私自身が、ペーパードライバーを卒業するために、一番最初に時間をかけて練習したことだからです。

 

イラストは、実際よりもだいぶ広めですが、このような方向で入って、空きエリアの真ん中に停めるという練習です。

 

 

自分の家(集合住宅)の駐車場が、似たような条件なので、オレンジのような軌跡で、真っすぐ入ってバックで入れるという想定です。

 

 

まずは適度な位置まで車を進めます。

 

 

そして、ハンドルを左に目一杯切って駐車エリアにアプローチします。

 

 

その後、ハンドルを調整しながら、イイ感じの位置に入れて行こう、という作戦です。

 

 

でもこの時、ハンドルは真っすぐなのに、360度切った状態なのか、タイヤが真っすぐな状態なのかが判らなくなってしまうことってありますよね?

 

 

自分では真っすぐだと思っても、実はハンドルは360度切られた状態だった、ということが起こりえます。

 

息子は、この勘違いを2回続けてやりました。

 

私も、今でもたまにこれをやることがありますが、やはり「初心者はこのミスをしやすいのだなあ」、と改めて実感したのです。

 

ちなみに、息子の名誉のために申し上げておきますが、結果的には下の写真のようにキッチリスペース内に停めることが出来ました。

 

 

赤丸のところがデコボコしているのは、私が擦った名残りです。

 

で、この「360度を0度と勘違いする」件ですが、駐車する時であれば、「あっ!まだ曲がってた!」で済むことが殆どでしょう。

 

でも実は、同じ勘違いが、全く別のシチュエーションでも発生しうるのです。

 

そして、これは正に、私の実体験です。

 

運転を始めて1年ほど経ったころ、初めて吉祥寺へのアプローチをトライしていた時のことです。

 

途中、どこを走っているか自信が無くなったので、一旦路肩に停めて地図で場所を確認することにしました。

 

 

結構混んでいる道だったので、私のすぐ前にも紫色の停車車輛がありました。

 

私は、場所の確認を終えて、元の車線に戻ろうと、右のウインカーを出しました。

 

 

この時、私の車線の前方は赤信号で、車の流れが止まっていました。

 

ハンドルを右に切って緑色の車の後ろに着きます。

 

 

短い距離だったのですが、車体を真っすぐにして、緑色の車の後ろに着くことが出来ました。この時、信号はまだ赤で、車は流れていません。

 

 

少し経って信号が青になったので、車が流れ始めます。

 

私もアクセルを踏んで進もうとしました。

 

すると、予想外にクルマが左方向に進もうとしたのです!ハンドルは真っすぐなのに!!

 

 

判りますでしょうか?

 

一旦右にハンドルを切った後、車体を真っすぐにするために左にハンドルを切っていたのですが、信号待ちの間にそのことを忘れて、ハンドルは0度の真っすぐな状態だと勘違いしていたのです。

 

これは、発進しようとする時でしたので、グッと左に行って紫色の車に当てそうになってしまい、慌ててハンドルを戻しました。

 

とっさには、何が起こったのか判らないほどビックリしたものです。

 

複数の条件が重ならないと起きないことではありますが、「前に進む時でも、ハンドルが360度回っているのに0度だと勘違いしてしまう場合がある」という実例です。

 

まだ運転に慣れておらず緊張していたこと、元の車線に戻ってから動き始めるまでに少し時間があったこと、などから勘違いをしてしまったわけです。

 

いかがでしょう?

 

このような勘違いは、比較的運転に慣れているような方でも、有り得ることなのではないかと思います。

 

息子との運転練習をきっかけに、ちょっとレアな要注意シチュエーションを思い出しましたので、紹介してみました。

 

その後も、息子との運転練習を重ねていますので、また何か参考になりそうなことがあれば、ご紹介したいと思います。

 

おしまい

 

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