ことの発端は、「カップヌードル スーパー合体シリーズ2」です。
「カップヌードル スーパー合体シリーズ」第1弾の時のラインナップは、「カップヌードル&しお」「カレー&シーフード」「味噌&旨辛豚骨」「チリトマト&欧風チーズカレー」の4種類でした。
これを見つけて買って来た時は息子も喜びました。
なので、息子に味見を任せてやったのです。
感想を聞いてみると、「普通のやつの方が美味い」とのことでした。
なるほど。そういうもんか。そうかも知れないな。
なので、9/12(月)に「カップヌードル スーパー合体」シリーズ第2弾がリリースされた時も、積極的に買ってみようとは思わなかったのです。
しかし、そういう時に限って、会社帰りに「コモディイイダ」で4種類が山積みされて販売されているところに意図せず遭遇してしまったりする訳です。
そうすると、どうしても「ご祝儀」で購入せざるを得ない性格です。
1個づつ買って帰ることになります。
こちらが、「カップヌードル&シーフードヌードル」
そして、「チリトマト&トムヤムクン」
さらに、「欧風チーズカレー&味噌」
遂には、「辛麺&にんにく豚骨」です。
買って帰ったは良いものの、放っておくと、息子も手を付ける気が無さそうです。
仕方ない。無理矢理食うか。
と思って、9/19(月)の昼に、家族3人で4種類を食べ比べてみることにしました。
細かく言えば、それぞれに微妙な評価の違いはあるものの、端的に言うと「全部リピート無し」です。
どれも、全く半分づつを混ぜた訳では無く、微妙にどちらに寄せているような印象を受けましたが、それぞれがそれそれの良さを打ち消しあっているように感じました。
1+1が2になっていないのはもちろんのこと、0.6くらいに目減りしてしまっているのです。
ああ。やっぱりオリジナルの商品の味というのは、よくよく計算されたものなのだなあ、と改めて実感しました。
ただ。これで諦めていいのか?という思いもふつふつと沸いて来ます。
おれたちのセンスでいい組み合わせを探せば、1+1が1を超えてくるものがあるのではないか。
そんな思いが残り、組み合わせたら美味そうなカップ麺は無いかなあ、と漠然と思っていました。
そんなところに、「寿がきやの即席カップめん」シリーズです。
まず、「岐阜タンメン」に関しては、私のカップ麺史上の中でもかなり高位置につけるレベルの出来です。
こいつに何かを合わせたら、結構イケるんじゃないか?
そして、「郡山ブラック」に邂逅します。
岐阜タンメンの塩ニンニク、郡山ブラックの醤油、いずれもシンプルでくどく無い味わいです。
この2種類がコラボすれば、いいハーモニーを奏でてくれるのではないか、と直感したのです。
そして、両製品とも簡単に入手することは出来ません。
「岐阜タンメン」を買い込んでいたタイミングで、運良く「郡山ブラック」を見つけることができたため、折角ならコラボさせてみよう、と思ったのです。
10/16(日)の昼に家族3人でトライしてみます。
「岐阜タンメン」にお湯を入れて4分。
「郡山ブラック」も同様です。
温めたラーメン丼を用意して、そこに「郡山ブラック」から麺を少量とスープを2杯。
さすがに、全部混ぜて不味かったら勿体ないので、少量で試します。
「岐阜タンメン」からも同様にプラス。
まずは息子が食べてみます。
「あっ!案外美味いぞ!」
どれどれ。
ホントだ!結構美味い!
美味しいニンニク醤油ラーメンになっています。ニンニク感がもう少し強い方がいいんじゃね?ということになり、「岐阜タンメン」を少し追加します。
うん。いいじゃないか。
でも。。
オリジナルの方が美味い。
「岐阜タンメン」はあっさりめのスープにニンニクがガツンと効いて意外なパンチがあります。
「郡山ブラック」は少し濃いめの醤油味の中に、優しいコクが感じられます。
両方を混ぜると、それぞれの特長がぼやけてしまい、普通に美味しいラーメンになってしまうのです。
1+1がようやく0.8くらいになった、というところでしょうか。
つまり、この実験は、実験したことによって「実験しない方が良かった」という非常に有益な情報が得られる結果となりました。
みなさん、カップ麺は混ぜずにそのままオリジナルで食いましょう。
おしまい