信号機のない横断歩道は歩行者優先」「まだまだ止まってくれない栃木県」「ドライブレコーダー」の続きです。

 

信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査(2021年調査結果) | JAF

 

2021年10月18日、上記の調査結果が発表されました。

 

2016年から継続的に調査されており、2018年以降は都道府県別の一時停止率も発表されています。

 

2018年の最下位は、栃木県で「0.9%」でした。

 

2019年の最下位は、三重県の「3.4%」、そして、2020年の最下位は、宮城県の「5.7%」でした。

 

これらの県では、特に改善に取り組んでおり、2021年の結果は、栃木県が「31.0%」、三重県が「47.0%」、宮城県が「51.4%」と大きく改善しています。

 

厳しく取締りを行った結果でもあるとは思うのですが、この数値を見て判るのは、「ドライバーの認識次第で改善出来る問題である」ということです。

 

一時停止率が2020年の「21.3%」から「30.6%」まで上がったことに対して、「依然として約7割のクルマが止まらない」と否定的なコメントも記載されていますが、私はこの改善は非常に喜ばしいことだと感じています。

 

「30.6%」に満足すべきではないと思いますが、「やれば出来るじゃん」と褒めて伸ばすことで、来年以降も改善傾向が続くことを期待したいと思います。

 

信号機のない横断歩道、止まらない都道府県ワーストは「岡山」…JAF調べ | レスポンス(Response.jp)

 

そして2021年の最下位は、岡山県の「10.3%」でした。

 

恐らく、岡山県でも取り組みを強化して、今後は改善していくでしょう。

 

私もさすがに自分の住んでいる県が、こんな不名誉なことで最下位になったら、「改善しなければならない!」と強く思うでしょう。

 

心配なのは、岡山県よりもワースト2の東京都の「12.1%」です。

 

平均値こそ「30.6%」ですが、これは各都道府県の車両の台数比でカウントしたものでは無いでしょうから、本当の日本全体の一時停止率(何台中何台の車が止まるか)は東京都の「12.1%」に大きく引っ張られるはずです。

 

一方、トップの長野県は、昨年の「72.4%」からさらに大きくアップして「85.2%」という驚異的な数値です。

 

長野県の誇るべき一面として、「秘密のケンミンSHOW極」に取り上げてもらって、他県も見倣うようにするべきだと思います。

 

さて、私も「信号機のない横断歩道は歩行者優先」を励行するようにしていますが、それでも、「あっ!今回は止まれなかった!」というケースも何度かあります。

 

最初は単純に、「止まることを前提として運転していなかったから」だと思います。

 

対向車側に自転車がいたのですが、対向車も止まらずにスルーしているのに釣られて、「ここは止まるところだ」という風に頭が働かず、通り過ぎてしまいました。

 

その失敗によって、もう一段気持ちを引き締め直しました。

 

次は、歩行者の発見が遅れたためでした。自転車に乗った白っぽい衣服の人が、横断歩道の手前の植え込みのところにいたのですが、それが人だと判った時には、すでに急ブレーキをかけないと止まれないところまで進んでいました。

 

この経験により、歩行者や自転車の有無を十分に確認出来る程度まで、スピードを緩めるようになりました。

 

次は、前のバスが停留所で停車しているのを追い越した時です。

 

それほど広い道ではなかったため、バスを追い越すには、一旦対向車線にはみ出る必要があります。

 

そして、対向車が来ないうちに、と自分の車線に戻ろうとした位の場所に横断歩道がありました。

 

そして、バスに隠れて見えなかったのですが、横断歩道を渡ろうとして待っている自転車があるのに気付いたのは、ほぼ横断歩道を通り過ぎるくらいのタイミングでした。

 

バスを追い越すために、普段よりスピードを出していたので、止まれるはずもありません。

 

これは、横断歩道のある場所を把握していなかったためのミスですね。それと、バスを追い越すことに気を取られたため、横断歩道があることの認識も遅れたように思います。

 

いずれも、もし警察が取締りをしていたら、捕まっていたでしょう。

 

それと、私は夜間に車を運転することは殆ど無いのですが、最近日が短くなってきたため、暗い中運転するケースもあり、この場合はなかなか日中のように対応するのは難しいですねえ。より気を付けるようにはしてるんですが。

 

私自身はこんな風に、出来るだけ交通ルールを遵守出来るように配慮している訳ですが、一方で、全てのドライバーに自分と同じような運転を求めるのは現実的に無理だろうと感じています。

 

 

例えばこちらのツイートですが、ドライブレコーダーの映像を見る限り、「これは気付かなくても無理も無いんじゃね?故意じゃないし」と感じました。

 

こういう人を捕まえて罰金を取っても、あまりいい影響は無いように思います。

 

確信犯で、歩行者や自転車がいるのが判っているのに意図的に止まらないドライバーがまだまだたくさんいるのですから、そういうケースから取締った方が、効率的な改善に繋がると思うのですけれどねえ。

 

「交通ルールなのだから守りなさい」と言って大上段から従わせるよりも、長野県のように「ドライバーも歩行者も気持ちが良いから実践する」となるように導いた方が、感覚的な理解が広まるのではないかと思うのです。

 

あ。それと、私が車の後ろに張り付けているステッカー、私の作業が雑だったせいかもしれないのですが、マグネットシートから剥がれてヘロヘロになって来てしまいました。

 

 

くらいのシンプルで読みやすいマグネットシートをJAFで作って、500円くらいで頒布するようにしたら、貼って走ってみようか、って人も少しはいるんじゃないかと思うんですが。

 

いないかな。。

 

おしまい

 

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