しばらく前のことになりますが、8月のある日、嫁さんと息子が唐突に、「ヤオコーのおむすびが美味い!」と言い出しました。
どうやら、新商品がリリースされたようです。
特に息子が、「おにぎりとしては割高だけど、それだけの価値は十分にある!」と言って「3つの具材 店内焼上げ紅鮭・ツナ・いくら」税込214円をいち推しするので、ドライブの途中に買って食べてみたところ、確かに美味い!
米の炊き加減や海苔などもいいのですが、一番は具のボリュームと組合せです。
これは、ブログで「うまいもの」として紹介する価値が十分あるだろう、と判断しました。
恐らくヤオコーも力を入れている新商品なんじゃないか、と思ってWebの情報を探したところ、下のPDFファイルがヒットしました。
デリカの「店内手作りおにぎり」をリニューアル「おむすび幸米」誕生 (xj-storage.jp)
2021/8/4から、「店内手作りおにぎり」をリニューアルし、「おむすび幸米(さちべい)」というタイトルで発売したのだそうです。
それを嫁さんがいち早く発見していやがりました。
ブログで紹介するためには、もう一度買って来て写真を撮ってやらなきゃな、と思い、「3つの具材 店内焼上げ紅鮭・ツナ・いくら」と「4つの具材 店内焼上げ紅鮭・ツナ・高菜・明太子」を買って来ました。
まずは、「3つの具材」の方から。パッケージはこんな感じです。
改めて「店内焼上げ」という記載に疑問を感じました。
「店内焼上げ」って何のことだ?紅鮭は判るけど、ツナといくらは焼いてないよな?
「店内焼上げ」が全体にかかるように見えるデザインにだったので不思議に思ったのですが、上のPDFの記事を読んで「店内焼上げ紅鮭」という意味だと判りました。
そして「4つの具材」がこちら。
値段は「3つの具材」と同じです。
やはり、「店内焼上げ」なのは「紅鮭」だけです。おそらく以前は、出来上がった「ほぐし焼鮭」みたいなものを使っていたんでしょうね。
先に申し上げておきますが、このおむすび、すごく美味しいんですが、結構ビハインドとなり得る欠点があります。
決定的に「袋が開けにくい」のです。
コンビニのおにぎりのように、上部にベロのようなものがあって、それを引き下ろすようにしてパッケージを開くのですが、ほぼ100%、そのベロが役目を果たさずに途中で千切れてしまうのです。
私は初回のオープンでそれを学習しましたので、2回目以降は、パッケージの接合部を指で引き裂くようにして開けましたが、判っていてもかなり開けづらく、綺麗な状態でおむすびを取り出すことが難しいのです。
そんな苦労の末、取り出した「3つの具材」がこちら。
美しく上部にいくらちゃんがトッピングされています。
このように上部に具がトッピングされたおむすびのあるあるとして、トッピング部に具のボリュームを使い果たして「中の具は貧相」というパターンが多いのですが、この「おむすび幸米」さんに限ってはそんなことはありません。
おむすび全体にちゃんと具が詰まっているのです。
ほれ。見てみい。
恐らくこのおむすびを食べて「具が貧相だ」と感じる人はまずいないでしょう。
そして、3つの具材がいい感じでバランスよく配分され、それぞれの味わい、そしてマリアージュされた味わいが楽しめるところが、このおむすびの最大の魅力です。
次に「4つの具材」がこちら。
こちらは、切れ目から明太子さんがハミ出ていらっしゃいます。
しかもこちらは明太子以外に、焼鮭、ツナ、高菜というバラエティに富んだメンバーです。
一見、いろいろ詰め込み過ぎて、味がバラバラになっちゃうのでは?と心配するかも知れませんが、それがどっこい、こちらもなかなかいいコンビネーションを見せてくれるのです。
同じ値段なので「3つの具材」を選ぶか「4つの具材」を選ぶか悩むところなのですが、ここは悩まず、まずは「3つの具材」をチョイスしてみてください。
それで、この「おむすび幸米」の魅力の8割がたが理解できると思います。
そして、「なるほど。こいつは美味いな。」と思ったら、「4つの具材」や、それ以外の下のメニューなどにも手を広げてみるといいと思います。
ヤオコーの「手作りおはぎ」は有名な人気商品ですが、この「おむすび幸米」もヤオコーが本気を出して、ユーザーに美味い商品を届けたい、という思いで開発したものであることが良く判ります。
ただ、袋が開けにくい点に関しては、改善の余地が大きくあると思います。
是非、ご検討いただけますよう、よろしくお願いします。
NewDaysの「スゴおに」「のり弁にぎりました」300円(税込)を一度食べて見ましたが、「おむすび幸米」は、こういうものとはコンセプト、品質など、全く異なるものです。
おしまい