私は「運転マナー」というテーマで、これまでに18本のブログを書いています。

 

自分の運転する車が、歩行者を含めた周りの交通の迷惑や邪魔になったりしないように気を付けるべきこと」と言うと、より具体的な表現になるでしょうか。

 

言い替えると、私は、他の車が周りの交通の迷惑や邪魔になるような運転をしているのを見ると、非常に気になる質なのです。

 

そして、同じような感情を抱くケースが、「車の運転」以外に大きく分けて二通りの場合によくあります。

 

ひとつは、電車の中や、駅の中など、「交通機関」を利用するケースです。

 

もうひとつは、スーパーやコンビニで買い物をしたり、支払いをしたりするケースです。これを「スーパー」と呼ぶことにしましょう。

 

もちろん、これらの時に気になるのは、車ではなく、ヒトです。

 

 

朝の通勤時間帯で、みんなが列になって同じ方向に急いでいるのに、その中でスマホを見ながらだらだらと歩く人。

 

自分は吊り革に掴まっているのに、掴まるところが無くて頑張ってバランスを取って電車の揺れに耐えている私に寄りかかってくる人。

 

電車のドアの正面の吊り革に掴まって、乗降の多い駅で奥の人が降りたがっているのに、吊り革に掴まったままで頑固にその場所をキープし、奥の人と場所を入れ替わろうとしない人。

 

 

スーパーの売り場で、通路の真ん中のコースをカートを押してまったりと進み、他の人の流れを遮断する人。

 

ブロッコリー売り場の前にカートを横付けして他の客をブロックし、ひとつひとつ手に取って吟味して、ブロッコリーのチョイスに3分かける人。

 

スーパーのレジで、やり方も良く判らないのに、電子マネーで決済しようとして、現金で払うよりも余計に時間と、レジの方の手間をかける人。

 

 

先日はヤオコーのレジで、前のおばさんが、自分の番になってから「あっ!これもうひとつ持ってくるから待ってて」と売り場に消え、戻って来るまで1分ほど待たされた経験もあります。

 

ヤオコーの名誉のために言っておきますが、私がトイレットペーパーだけを買おうとレジに並んでいたら、前にいた買い物かごむっちりのご婦人が「多いから先にどうぞ」と順番を譲ってくれたこともありました。

 

こういった優しい心遣いに触れられることもあるのです。

 

そして、周りに迷惑をかける人の行動は、「なんでわざわざそんな動きをするの?」と理解に苦しむケースが殆どです。

 

自分の立ち位置や行動を、周りの人の視点に立って見直せば、邪魔になっていることはすぐに判りますし、少し気を付けて場所を変えたり、動きを変えたりすれば、簡単に改善できるのに。

 

周りに迷惑をかけない車の運転」が、その時の状況だけでなく、今後起こりうることに対する想像力が必要になったりすることと比較すれば、「交通機関」や「スーパー」で人に迷惑をかけないようにするのは、普通に少し客観的に考えれば誰にでも簡単なことだと思うのです。

 

良く「空気が読めない」なんて言い方をする人がいますが、「空気を読む」なんていう精神的な高等テクニックは全く不要です。普通にその場の状況を客観的に把握すればいいだけなのです。

 

でも実際には。。

 

私が挙げたようなケースに遭遇することは日常茶飯事ですよね。

 

 

ということは、そういう人が「車の運転」などしようものなら、これはもう目も当てられないようなことになるでしょう。

 

そして実際に、目も当てられないような運転をしている人を見かけることもたまにあります。

 

ああ、この人はきっと、「交通機関」や「スーパー」でも、生身で同じような運転をしているのだろうなあ、と容易に想像することが出来ます。

 

「車の運転」の場合は、「「お先にどうぞ」のパッシング」という、周りに迷惑をかけないという観点からさらに進んで、積極的にスムースな交通をサポートするワザがあります。

 

ヤオコーで私に順番を譲ってくれたご婦人には、私の分の時間を余計に待たせることになってしまい、申し訳無かったのですが、「「お先どうぞ」のパッシング」は、上手く使えば、そんなデメリットを被ることもありません。

 

そして、他のドライバーから「「お先どうぞ」のパッシング」を送ってもらったドライバーは、相手に対して感謝するでしょう。そして、次は自分が他の車に対してパッシングを送ってあげよう、という気持ちになります。

 

ならない人もいるかもしれませんが、なる、ということにしてください。

 

そしてそれは、誰かに一回返せばおあいこ、という短期的な効果ではなく、「こういう運転を心がけよう」という継続的な心情の変化に繋がるわけです。

 

繋がらない人もいるかもしれませんが、繋がる、ということにしてください。

 

「「お先にどうぞ」のパッシング」を無理の無い範囲で意識的に使うようにすることで、その行為が巡り巡って、交通全般がスムースになるかもしれません。

 

そして、自分が困っているときにその恩恵が帰ってきたりすることもあると思うのです。

 

「交通機関」や「スーパー」のシーンで、「「お先どうぞ」のパッシング」に相当するようなワザは無いものでしょうか。

 

残念ながら思い付かないのですが、良いアイデアがあれば是非教えてください。

 

ちなみに、このブログで使用したイラストは、「いらすとや」さんで、「邪魔」「迷惑」「マナー」などで検索して探したものです。

 

お判りだと思いますが、私はもの凄くせっかちです。

 

おしまい

 

https://twitter.com/user_sup/