ガスバーナーを欲しがる高校生」でもご紹介している通り、うちの息子くん、料理の中でも実験的なことが好きなようです。

 

ここ最近のブームは「クレームブリュレを美味しく作ること」です。

 

最初は市販のプリンミックスを使って疑似的に作っていたのですが、そのうち、自分で一から作りたいと言い出して、さらにバニラエッセンスではなく、バニラビーンズを使ってみたいので買って来て欲しい、と頼まれました。

 

スーパーの製菓材料コーナーを何軒か回ったのですが、見つかりません。

 

ツイッターで、「バニラビーンズを探してるんですが、スーパーで売っているのかな?」とつぶやいたところ、フォロワーのミルちょさんから次のような情報をいただきました。

 

 

なるほど。そうか。と思って「カルディ」に行ってみたところ、見事にありました!

 

 

ただ、値段は800円位しました。結構高いもんなんですね。息子も驚いていました。

 

それ以外に使う材料は結構シンプルで、卵黄、砂糖、牛乳、生クリームです。

 

卵黄と砂糖を混ぜたところに、牛乳、生クリーム、バニラビーンズを入れて70℃に温めたものを少しづつ入れて混ぜ、濾し器で濾せばたれは完成します。

 

ここまではあまりブレることは無いのですが、難しいのがここからの焼き温度と焼き時間などです。

 

最初は、オーブン140℃で直火で30分ほど焼きました。

 

したところ、表面がぶつぶつとして、何となくスの入った茶碗蒸しのようになってしまったのです。

 

 

ちなみに、グラニュー糖を表面に敷いて、ガスバーナーでファイヤーすれば、ぶつぶつ感など全く判らなくなるのですが、息子くんはどうも納得がいかないようです。

 

 

ちなみに、このグラニュー糖ファイヤーの技は、コツが判ると案外簡単に出来ます。

 

 

グラニューを万遍無く隙間なく敷き詰めることと、一気に焦がさないことです。

 

余熱で思ったよりも焦げてしまう場合があるため、少し手前で様子を見ながら慎重に焦げ目を付けていけば良いのです。

 

息子くんにコツを教えてもらって、私も自分でやってみたのですが、案外綺麗に出来ました。味もバニラの風味がして、なかなか良かったんです。

 

 

そして、2回目は、オーブンの温度を130℃にして、さらに直火が当たらないように上にアルミホイルを被せて作ってみたのですが、今度は思うように固まりません。

 

結局、カスタードソースのような出来上がりになってしまいました。

 

 

そして、リベンジの3回目。この時は私も一緒にいたので、写真を撮りながら作業を進めます。

 

バニラビーンズから種をこそいで、

 

 

牛乳と生クリームを入れた鍋にイン。

 

 

卵黄と砂糖を混ぜたボウルに少しづつ入れて混ぜて行きます。

 

 

濾してから、ブリュレ用の器5個に分けます。

 

 

ぷつぷつした泡は、竹串で刺して潰しました。

 

オーブンを140℃に熱して、上にはアルミホイルを被せ、お湯を半分くらいまで張ってから焼きます。

 

 

40分ほど焼いたのですが、固まり感が弱かったので、最後はアルミホイルを外して、直火で少し焼いたところ、いい感じで固まりました。

 

 

バニラビーンズもつぶつぶして美味しそうです。

 

 

後日、息子くんがブリュレしておいてくれたものをひとついただきます。

 

 

おっ!いいじゃないかいいじゃないか。ちゃんと出来てるじゃないか。

 

 

とろとろぷるぷる感も、ブリュレ部のパリパリ感もいいじゃないか。

 

店で売っていてもおかしくないレベルです。

 

 

息子くんも、これで一旦は満足したのですが、次はもう少し食感のある、中身がしっかりしたタイプのものを作ってみたいんだそうです。

 

卵黄の分量を多くすればいいのかな?と単純には思うのですが、お菓子作りってなかなか単純には行かないんですよねー。

 

情報を調べて、さらに練習試合をしてから、本番に臨むつもりなんだそうです。

 

お楽しみにー。

 

おしまい

 

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