このお弁当はかなり有名なので、ご存じの方も多いでしょう。

 

 

もともとは、山形県米沢の駅弁だったのですが、さまざまな駅弁イベントでも人気となり、今では、東京駅、上野駅、大宮駅など、関東の主要駅でも購入することができます。

 

私がこの駅弁を初めて食べたのはいつの事だったか。

 

嫁さんの実家の秋田に帰る時に、山形の米沢、新庄経由で帰る際にこの駅弁を買うことが出来たことを覚えていますので、結婚した後だとは思うのですが、恐らく20年以上前だと思います。

 

私はこれを食べるまで、「駅弁なんてそんなに大して美味いもんじゃない。所詮弁当だし。」と思っていました。

 

ところが、この「牛肉どまん中」を食べて以来、普通に飲食店で温かい料理を食べるよりも、この弁当を食べたい、と思うようになったのです。

 

初めて、駅弁を食べて「これは美味い!」と思ったことを覚えています。

 

12年前の丑年の時は、この弁当をテーマにした年賀状を作ったほどでした。

 

 

何がそんなに美味いのかと言うと、単純に牛肉とご飯の組み合わせが美味いのですが、この弁当を食べていつも感じるのが、そのテーマ性です。

 

甘辛く炊いた薄切りの牛肉とそぼろの牛肉、それとタレの染みたご飯のマリアージュをシンプルに楽しんでください、と言うメッセージがストレートに伝わってくるのです。

 

この美味さを、こう美味く感じて食べてくださいねー、という主張を素直に感じ取ることが出来る弁当なのです。

 

Webで情報を探せば、いくらでもヒットすると思いますが、ご参考にひとつご紹介します。

 

売り切れ続出! 米沢の人気弁当「牛肉どまん中」のおいしさの秘密に迫る | at home VOX(アットホームボックス)

 

結構いい感じで紹介されていると思います。

 

 

ちょっと判り難い例えかも知れませんが、私にとって、その対極にある代表的な食べ物は「とんこつ醤油ラーメン」です。

 

とんこつベースのスープに醤油だれで味が付けてあるけど、だからと言って美味いのかどうか良く判らない。

 

麺も、特に独自性も無く、スープと合っているような感じもしない。

 

具にも中途半端に拘っているけど、これだっ!ってほどのインパクトは無い。

 

そんな「このラーメンの、どこをどう美味いと感じて食えと言うの?」と思えるようなとんこつ醤油ラーメンに当たってしまったことはありませんか?

 

私は、ほぼ全てのとんこつ醤油ラーメンで、同じような経験をしています。

 

「もう一度食べたい!」という気持ちには全くなりません。

 

対して、「牛肉どまん中」は、「美味しい牛肉のお弁当を食べることが出来た!」という満足感を与えてくれます。

 

先日、近所のスーパー「ヤオコー」に行った時に、「駅弁大会」をやっていて、「牛肉どまん中」も並んでいました。

 

ああ。ついにこんなところでも買えるようになったのかー、と嬉しいようなちょっと寂しいような気分になりました。

 

その時は、すでに夕食のメニューが決まっていたので買わなかったのですが、次回並んでいたら買ってみよう、と思いました。

 

ところが、次の「駅弁大会」の時に並んでいたのは、「牛肉どまん中」ではなく「峠の釜めし」でした。

 

 

くそお。折角久しぶりに食べてブログに書こうと思ってたのにー。

 

そんな時、たまたま、上野駅に寄る機会があったので、「牛肉どまん中」を買って久しぶりに食べた、という訳です。

 

やっぱりこいつはいつ食べても美味いですねー。

 

もしかしたら、半数くらいの方が食べたことがあるのかも知れませんが、もし食べたことの無い方がいたら、次の旅行や出張などの機会に狙ってみることをお勧めします。

 

おしまい

 

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