「普通のチャーハンと普通のラーメン」に続く、刈部山本さん著の「埼玉「裏町メシ屋」街道旅」の聖地巡礼シリーズ第2弾です。
前回予告した通り、普通にはちょっと入ろうとは思わないような定食屋さんを勇気を持って訪ねる、純愛ホラーサスペンス巨編です。
在宅勤務の時を狙って、チャリンコで昼飯を食いに行ってみるか、と思ったのがまず甘かった。
普段、ほとんど自転車に乗らないため、タイヤの虫ゴムが全くダメになっていて、タイヤがふにゃふにゃで役に立たないのです。
その日は一旦諦めて、百円ショップで虫ゴムを買い、タイヤに空気を入れて次のチャンスを待ちます。
そして、いざチャレンジの日がやって来ました。
くそ暑い中、チャリンコを漕いで目的のお店に向かいます。
到着ーー!
いかがでしょう?
「ホ、ホントに営業、してる、、の??」
という感じの佇まいですよね。
でも、私がこうして写真を撮っている間にも、入っていくお客さん、出てくるお客さんがいて、結構流行っているらしいことが判りました。
死ぬ気になって暖簾をくぐり、ドアを開けます。
そこには、本当に意外なほどさっぱりとして、広い空間が広がっていました。
小上がりが2カ所にあって、それぞれ4人掛けのテーブルが2つづつ。
さらにフロアには、4人掛けのテーブル席が4つと、なかなかのキャパシティです。
それにも関わらず、全てのテーブルはすでに埋まっていました。
1人客の方が何人かいたので、そのうちのひとつのテーブル席に相席させていただきました。
Webの情報などでメニューを見ていて、ある程度想定はしているものの、やはりいざとなるとメニュー選びに迷います
こんな感じでメニューが壁に貼り出されています。
私の前に入ってきたお客さんが「つけめんとなんちゃってチャーハン」を注文します。
なにをーーー!なんじゃそれーーー!
と心の中に強い動揺を感じつつも、平静を装います。
周りは揚げ物メニューの定食を食べている人が多いようです。
私は、「豚肉生姜焼」と迷った末、いろんなメニューを食べてみたいと思い、「シューマイ ウインナー 目玉焼き」をチョイスしました。
そして、「ご飯、少な目で。」と追加。
「どんぶりめしで、軽めの盛りでいいですね」「はい」
刈部さんによると、「普通」盛りでもご飯が多いとのことでしたので、安全を期しました。
こちらが一品系のメニューです。
「半ライス50円引き 中盛ライス50円増 大盛ライス100円増」と書いてあります。
「少な目」は「半ライス」より多く、値段は変わらず、ということのようです。
やがて、出来上がるのを待っていた3人組のところに揚げ物の定食が届きます。
「えっ?これで普通?」
「ウチの普通盛りはご飯400g。コンビ二とかのパックの2個分入ってるから。」
それはもはや、普通じゃないでしょー。少な目にしといてよかった。
そして出てきたのがこちら。
これでも十分普通。いやむしろ多いくらいです。
シューマイ、ウインナー、目玉焼きは見た目通りの味でした。
結構おかずをペース配分して食べたつもりだったのですが、ご飯が残り気味になってしまい、最後は仕方なくたくわんをおかずにしてご飯を食べきりました。
特別美味しいという訳でもないけど、なんか好きなタイプ。
やはり、豚肉生姜焼もいってみたいし、つけめんも試したい。揚げ物はその後だな。
夜は4時半から8時まで営業か。
早めに来てレモンサワーで2、3品つまみたいなー。
山本さんには、いい店を教えてもらいました。
どこのお店だか知りたい方は、本を買いましょう。
きっと、お父様の山夫さんも、お母様の本子さんも喜んでいらっしゃることでしょう。
おしまい