私にとって一番身近なうなぎと言えば、東京都北区赤羽にある「まるます家」さんのうなぎです。
今のようにうなぎ価格が高騰する以前は、うなぎ弁当が確か1,500円くらいからあったと思います。
息子がまだ小学校1年位のころ、土用の丑の日にこの店に連れていって、2階の座敷でうな重を食べさせたところ、ひとりでひとうな重を食い切るのを見て、成長を感じたものです。
今では、まるます家のうなぎ弁当は、2,500円~になってしまいました。
うなぎ専門店でうな重を食べるのであれば、最低ラインの価格と言っていいでしょう。
一般にはもっと高い店が多いと思います。
5年ほど前のことだったと思いますが、息子がTVで安い中国産のうなぎを美味しく食べる方法を見たので、試してみたい、と言うのです。
国産並みのおいしさに?巷で話題の「中国産うなぎをおいしくする方法」2種類を試してみた
このWeb記事で紹介されている、サックリ「揚げ焼き」の方の手順です。
・まず、うなぎを浅めのバットなどに入れ、そこに熱湯をかけて、周りのたれを洗い流します。
・クッキングペーパーなどで、水気をふき取ります。
・フライパンに油を敷いて、うなぎを身側→皮側の順で、1分くらいづつ、軽く焦げ目が付く程度に焼きます。
・クッキングペーパーなどで、油分をふき取ります。
・ご飯に乗せて、付属のたれと山椒をかけて完成です。
今回使ったうなぎは、マミーマートで買った、798円(税別)のうなぎ2パックです。
普通のうなぎに比べて大振りで、フライパンが一杯になってしまいます。
ひっくり返して皮目も焼きます。
油分を拭き取って、ご飯に乗せ、たれと山椒をかけて完成です。
嫁さんと息子と3人で分けて食べますので、私はそれぞれから少しずつ切り取りました。
最初この手法を試した時、「油で焼いたら、ちょっと油臭くなってしまうんでは?」と危惧していましたが、全くそんなことはありませんでした。
とにかく身がふっくらとして、国産の、お店で食べるようなうなぎと遜色がなくなります。
初めての時は、本当にびっくりしたものです。
熱湯で洗うことで、硬さがほぐれたり、余計なたれを落とすことで、うなぎ本来の美味しさがよみがえったりなど、いろいろな効果があるようですが、ホントにお勧めです。
なにせ、半額どころではない価格で、国産並みのうなぎが味わえるのですから。
息子くんも、この手法、かなり気に入って、むしろ安いうなぎを見つけることに拘るようになりました。
嫁さんの実家に帰省した時も、近くのスーパーで安いうなぎを見つけて、息子の助手を務めてうな丼を作成して振る舞うのが、ここ数年の恒例になりました。
あ。今回のうなぎは、皮がぶりぶりとしすぎていたので、嫁さんと息子はよけて残していました。
そのあたりの品質差があるのは、仕方無いところですねー
おしまい