「徳福」の回でもご説明しています通り、この歳になると、新たに「人に食わせたいと思うほど美味いもの」に巡り逢う機会はめったにありません。
なので、この「福大黒」に巡り会ったのは、前回「人に食わせたいと思うほど美味いもの」を見つけた時から数えると、1年以上のブランクがあったのではないかと思います。
ちなみに、前回は「あぺたいと」の両面焼きそば、「徳福」の徳島ラーメン、「西海」のちゃんぽんのいずれかです。
この頃は、たまたま連続して美味いものを見付けたシーズンでした。
「西海」は神田にある長崎料理店なのですが、Webを見たら昨年閉店していました。ショック!!
そもそも、この「福大黒」、何と読むでしょうか。
私は「ふくおおぐろ」と読んで、変な名前のお菓子だなあ、と思っていました。
「大黒様」と書いてあれば「だいこくさま」と読むのですが、「大黒」だけだと、どうしても「おおぐろ」と読んでしまうのです。
なので、大黒摩季なのか大黒将志なのかは定かではないのですが、私の中では「福大黒」は「ふくおおぐろ」なのです。
正しくは「ふくだいこく」らしいですが、好きな方で呼んでいただけると助かります。
私は、もともと黒砂糖味のお菓子が好きで、「黒松」を初めとして、げたんはや、黒棒などを愛してやみません。
でも、この「黒大黒」は食感のソフトさが、他の黒砂糖味のスイーツと比べて、半端無く秀でているのです。
カステラっぽい感じの軽さに、黒糖の旨味がまとわりついている、という感じで、他の食べ物とは比べようのない美味さがあります。
これは、秋葉原の「日本百貨店しょくひんかん」で、なんか美味しいもん無いかなー、と物色していてたまたま「これ美味そう!」と思って買ってみたものです。
「日本百貨店しょくひんかん」ではよく買い物をして、これ面白そうだな、と思った品を買ったりしますが、「これはいい!」とリピートするような品にあたることはそうそうありません。
その意味でも、この「福大黒」とは運命的な出逢いでした。
気になる方は是非試してみてください。
おしまい