1997/11/29(いい肉の日)から5年間、飲食店紹介をメインとしたホームページを運営していました。
 
その5年間でいろいろなことを学びましたが、特に「味の好みは人それぞれ」だということを実感として再認識しました。
 
さらに、人によって好みが別れやすいジャンルの食べ物があることも知りました。
 
私個人の感覚ではありますが、
3位が餃子
2位がラーメン
1位が甘味(スイーツ)
です。
 
餃子は、大別して、「肉たっぷりぶりぶり系」が好きな人と、「野菜中心パリッと軽め系」が好きな人に分かれます。
皮もっちり肉汁系」もあるのですが、これはまた別の評価基準になるような気がします。
 
餃子の王将」より好きな餃子ってどこ?という質問に対する答えによって、その人の好みの傾向がだいたい判るような気がします。
 
ラーメンについては。「なんでこの人、こんなラーメンが好きなんだろう?」とか「私がこれだけ好きなラーメンの良さが何故判らないんだ?」と感じた経験がある人も多いと思います。
 
背油とんこつ系や、具沢山ボリューム系が大丈夫な人と、シンプルに麺とスープの組み合わせに拘る人に分かれるような気がします。
 
甘味については、もともと「甘いものがあまり好きではない」という人もいます。
 
そうでない人の中でも、強い甘味に喜びを覚える人と、控え目な甘さに魅力を感じる人とで、大きな嗜好の差があると思います。
判りやすい例をあげると、「アンジェリーナ」のモンブランを「うまいうまい」と言って食べられる人と、「こんなの甘すぎてとても食べられない」という人に分かれますので、これをひとつの目安にすると良いと思います。
 
この3ジャンルで好みの合う人とであれば、8割がたの食べ物で好みが合うだろう、というのが私の持論です。
 
幸い、私の場合は、嫁さんとも息子とも、概ね味の好みが合致しています。
 
新しい店を開拓するときは、まず私が偵察に行って、好みが合いそうであれば、嫁さんと息子も連れていく、という段取りを踏むようにしています。
 
他の人と味の好みが100%合致する、ということはあり得ません。
 
ホームページをやっているころも、8割がた好みの合う人に対して、8割くらいの信頼性のある情報を届けたい、と思ってやっていました。
 
その位が限界だと思います。
 
他人の味の好みを推測するのは非常に難しいということを理解することも大切ですし、その上で、「あの人がこれを食べたらどんな風に感じるだろうか」と客観的にイメージできる能力が身に着けられたらいいな、といつも思っています。
 
おしまい