今回のフィールドワークは
《光明真言》
がキーワードになっていたかのような
観音霊場巡礼となりました。
出立前から
光明真言で始まりましたが
途中にも
トカゲさんに光明真言。
ヘビさんに光明真言。
お昼からは
体調の優れない方がいらしたり
初参加の方がいらしたりで
先生からのお達しがあり、
積極的に会話をしながらの歩きになりました。
観音霊場を巡礼中はもちろんのこと
修験行者であると同時に
僧侶でもあるので、
出来るだけ、ネガティブよりも
ポジティブ思考で、さらには、
仏教に準ずる心持ちのお話が出来たらいいなぁと、
心掛けています。
そして、可能な限り、言施であったり
顔施であったり、布施行となるように
願ってお話を聞かせて頂いていたりします。
この一期一会が
共に学び切磋琢磨し合える仲間に繋がるといいな
と思っています。
そんな巡礼をおえて感じることは。
観音霊場巡礼に参加されるのですから、
やはり、みなさま、何かしら、
思うところや、願うところがあります。
いろいろな想いを抱えていらっしゃいます。
生きているからこそ。
なんですよね。
さらにいえば
人間界に生まれ
人間界に今居る以上は、まだ乗り越えるべき課題があるのです。
課題を終えた方から次へ向かいますから。
だから、この世に存在するかぎり
悩みも苦悩も、無い人は一人としていない。
ということ。
一人じゃないんですよ。
みんなです。
この世界に生きる人、一人残らず。
だから、大丈夫。
そして、神様仏様ゴトは、
自然とその道が整っていきますから、
身を委ねて大丈夫。
けれど、しんどい場所にいる方ほど、
最初は『えいや!』の気力が要ります。
何故なら、そのしんどい場所に足留めしようとする
勢力があるから。
それを、
《魔》と言ってもいいし、《我》と言ってもいいし。
どっちにしても、隙間に入り込まれているのです。
その隙間を神仏でみちみちにしてしまいましょう。
というのが、1番安心で安全な方法。
この、《魔》や《我》というもの。
祓っても、払っても、直ぐにムクムクと巨大になり、
心や身体を支配するものなんです。
人間界は
『思い通りにならないことを思い通りにしようとしない』
ことを学ぶための世界なんじゃ無いかなと思います。
執着を手放す事。
なんですよね。
人も、気持ちも、病気も、お金も。
全て思い通りにはならない。
思い通りにしようとしなくなると
思い通りになる。
それは執着を手放して
《我》という枷が外れるから。
続きます