無事に横瀬に到着しました
横瀬に向かう西武秩父鉄道の列車は
車内には二人掛けの椅子が向き合って💺💺いて、
旅行気分が盛り上がります。
はっ!それでワクワクするのかも
いつもは、西武秩父駅で着替えをするのですが
四人掛けの向き合うシートには私しか居ないし。
…着替えちゃうことに
着替えるとは言っても、脱ぎ着するわけではなくて
このまま、上から羽織るだけだし…
隣の四人掛けに男性が一人いらっしゃるが
窓の外見てるし、大丈夫かな。
がさごそと、白衣🥼やらをリュックから出して。
重ね着7枚!!モコモコです🐏
ちらっちらっと見られてる感はありますが
大丈夫ですよ!!脱ぎませんから!!
しかしですね。
最後に羽織った背中を見たであろう瞬間が
まさに、えっ!!ギョッ!という感じが
伝わってきます。
わかります。わかります。
知らない人にとっては、モンモンみたいですよね
見てはいけないものを見てしまったのかも感が
ひしひしと伝わってきます。
そして、彼は席を移動しました。
…
ごみんなさい
くりからモンモンじゃありません
お不動様です。
武器じゃありません。
金剛杖です
そんなこんなで横瀬に到着。
後ろ改札かと思いきやの前改札。
横瀬は雨でした☔
あれ?秩父の予報は曇りだったのに?
秩父は広いのですね。お天気は場所によって
全然違うそうなんです!
横瀬からは、武甲山の裾に沿って進んでいきます。
霧雨から雨。雨からみぞれ。
みぞれから綿雪へと
水の変化を見させていただくかのようなお天気。
まさに、十一面観音さまの変化です。
雪化粧したおやま。
お山からは水蒸気が上がり、雲へと
姿を変えていきます。
ダイナミックな自然の営みの姿です。
武甲山の裾には
武甲山より採掘される石灰岩の
プラントがたくさん並び、
どの工場も大きな音が立てて稼働しています。
プラントは、365日稼働し続けているそうで
武甲山はその御神体を
日々削られ続けているのです。
気が切れる場所もいくつかありましたが
それでも
地面からは、あたたかい気を感じます。
それは、これまで外側から見てきた
武甲山から得るイメージの真ん中にあった
《哀しい》《痛み》
とは
また違うイメージでした。
横瀬駅から出発の前、
峯龍先生からお話にあったように
御神体である武甲山と
武甲山からの恵みをいただき
それを糧として
暮らしを営む地域住民と
東京を始め、
日本の高度成長を支えた歴史。
それは、視点を変えれば
発展に寄与する
大きな枠組みの中においての
布施だったりするのかもしれません。
犠牲、布施、
そして
供養、十一面観音菩薩へ繋がる
理の内だったりするのかなと
感じました。
プラント群を抜けていくと
御山の胎内をあるいているようで
不思議な感覚になります。
違和感の元が分かりました。
外側からみる武甲山は
人間の利益のために、
御神体を削られ、峰も低くなり
貪り尽くされてゆく姿のように感じます。
しかし、実際にそこに足を運ぶと
見えるかぎりにおいては、緑豊かで山深い
雄大な御山の姿なのです。
建ち並ぶプラントさえも
ちっぽけに思えるほどです。
御神体とは。
霊山、神奈備とは。
そんな事を思い馳せました。
頭の中では
もののけ姫のテーマがなり続き
たまに口からも出ちゃうのです。
あしたか〜!
さーん!!
いや。
絶対に見られてるよね。
印の杉の木立の奥から感じる気配。
お腹の強い私はお水をいただき
ごくん。
硬くて、ゴツゴツした水。
*湧水にはぴろりがいる事があるので
煮沸して飲むのが原則です。
龍神さま。
月の満ち欠け
そして妙見さん。
それは本地、十一面観音菩薩
帰りに通ると
お水を汲みに来ている業者さん?
をお見かけしました。
大きなボトルには寶の文字が
きっとお酒か焼酎の入っていたボトルと思いますですが、ラベリングって大事。
名は体を現しますから。
寒行にふさわしく、
良い修行の場としていただきました。
先達とお話ししながらの道程。
感覚
場を読むこと。
学びを確認したり、共有したりしながら
先達の見ている景色。方向。人。を
私も学ばせていただきました。
今日だったからこその貴重な時間が
そこかしこにありました。
有り難う御座います