あなたの世界をうまく回す為に
必要な考え方があります。
それは《ご縁》です。
前回のステップ1では
《徳分》についてお伝えしましたが、
徳分を貯める為には、
自分の周りで起こる物事に対して
ネガティブに過剰に反応しないことが
大切なことになります。
怒らない。
悲しまない。
腹を立てない。
愚痴らない。
あたらない。
十善戒なんかとても良い指南になります。
- 身業
- 不殺生(ふせっしょう) 故意に生き物を殺さない。
- 不偸盗(ふちゅうとう) 与えられていないものを自分のものとしない。
- 不邪淫(ふじゃいん) 不倫など道徳に外れた関係を持たない
- 口業
- 不妄語(ふもうご) 嘘をつかない。
- 不綺語(ふきご) 中身の無い言葉を話さない。
- 不悪口(ふあっく) 乱暴な言葉を使わない。
- 不両舌(ふりょうぜつ) 他人を仲違いさせるようなことを言わない。
- 意業
- 不慳貪(ふけんどん) 激しい欲をいだかない。
- 不瞋恚(ふしんに) 激しい怒りをいだかない。
- 不邪見(ふじゃけん)(因果の道理を無視した)誤った見解を持たない。
何故、ネガティブな感情を振りかざさないのが
良いかというと。
腹を立てる、怒る、悲しむ
などの感情は、
相手に対して、
【こうあるべき】という気持ちの裏返しだからです。
私のいうことを聞くべき。
私を大切にするべき。
という自利の心から起こる悪心だからです。
悪心から、不徳《業》を積んでしまうからです。
さて。
何故《ご縁》という考え方が良いのかといえば。
一種の緩衝材の役割を果たしてくれるからなのです。
全ての物事を、《ご縁の有る/無し》によるものと
考えると、
受け止めることが容易になることがたくさん有ります。
手に入れられなかった時。
仲間外れにされた時。
全てご縁がなかったんだなぁ
と思えると
悲しくなったり、腹が立ったりしなくなります。
ただご縁がなかっただけ。
執着を手放すことが出来ます。
《ご縁》という物差しで
世界を見てみると、新しい世界が見えてくるはずです。
是非お試し下さい。