荒れに荒れそうな朝
高尾山*三内八十八大師巡拝が行われました
春は琵琶滝を回るコースです
琵琶滝ルートは普段から使うルートなので
体調が優れない私は
朝まで様子見してきましたが
少し呼吸も落ち着いてきたので
皆様の迷惑にならないように
往復路はケーブルを使うことにして
参加が叶いました
八時半、
不動堂に集まった32名で出立式から始まりました
出立式は
懺悔文から始まり
回向文で締める智山勤行式です。
先達さん三人が
お山の大師さまに案内してくださります
智山勤行式の後
先達さんのお話をいただきました。
"おかげ様"のお話です
口と鼻と目と眉毛が
互いに自分よりも、偉そうに上に収まっているのが
気に食わないと文句をつけるお話でした。
それから
"ガリガリ亡者"のお話です。
ガリガリには我利の字を充てるそうです。
"自分さえ良ければそれで良い"
という考えを戒めるお話
我利我利に執着すると
心が満たされることは永遠にない。
というお話でした
支度を整えてたら
先ずは清滝駅横の1番大師さまから
智山勤行式を行いました
【南無大師遍照金剛】
登拝組は出発していき
ケーブル組5名は
70代〜80台後半の面々に混じって
不動堂に戻ってきました
三十分遅れで出発します
それまでしばらく
思い思いにおしゃべりに興じました
不動堂外にいらっしゃるお地蔵様は
こちらのおびんずる様の代わり
撫でに撫でられたおびんずる様は
このようなお姿になるまで
みんなの痛みを受け止めて
下さったのですね
今は不動堂の中にいらっしゃいます
なんて優しいお顔なのでしょう
像からはあたたかさが流れているようです
少し早いですが
ケーブルで先へ向かいます
雷と雨に降られながらも
琵琶滝コース組は
そのまま上がってきているようです
私達は
みんなが上がってくるまで
sumikaでお茶をいただいて待ちます
最年長のおじいちゃまは87歳だそうです
最年長に甘えなさい
と
みんなでお茶を御馳走になりました
有名な和紙デザイナー
[堀木エリ子]さんの作品だそうです
なんと堀木氏と最高齢のおじいちゃまは
お知り合いだそう。
そして、このおじいちゃまは
高尾山や、薬王院にとっても所縁の深い方で
たくさんのお話を伺いました
ケーブルで参加しなければ
交わらなかった点と点
こんな出会いもあるのですね。
不思議なものです
大変有り難いご縁をいただきました
高尾山内にある八十八像は
お地蔵様ではなく
弘法大師像だったんですね
琵琶滝コース組と合流して
仏舎利塔を目指します