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未知の分野を勉強する最も良い教科書



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 ビジネスマンたるもの、ビジネス書くらい読むべきだと意気込んで書店に行ったものの、山ほど並ぶ本の中から、どれを選んでいいのかわからない。それに、自分の仕事とは縁遠い分野のものは、入門書でも難しく感じると思う。このようにビジネス書には手を出しにくいと思っている人も多いだろう。

 そんな時未知の分野への取っ掛かりとしてお勧めなのが、ビジネス小説やマンガだ。

「小節やマンガなんてフィクションだから、読んでも勉強にならないのでは?」などと嘗めてはいけない。小説やマンガ家は、ひとつの作品を仕上げるのに大量の資料を読み、多くの関係者にあって取材を重ねている。

 助手やアシスタントを動員して、膨大な書籍や文献を調べる人もいるし、企業や官庁の内幕について、普通ではなかなか会えない関係者にコネを通じて会い、その世界の本当のところを聞き出していることもある。

 こうして得た情報が、濃縮されて作品に詰まっているわけだ。しかも、魅力的な登場人物たちに読者を引きつけるストーリー展開、つい夢中になってページをめくってしまうのも小説や漫画ならではだ。

 もっとも、フィクションの部分が多いものや、登場人物の人格を極端に描きすぎているものもあるので、全てが実際の仕事に応用できる情報だとはいえないが、それでも、その業界ならではの用語や、その分野のおおまかな流れを知るには有効だ。

 手始めに読むものとしては、東京ガス西山経営研究所所長であり一橋大学特任教授の西山昭彦氏が『30歳から本気で始める大人の勉強法』の中で推奨している『金融腐敗列島』が挙げられる。著者の高杉良氏はビジネス小説の第一人者ともいうべき存在で、数多いベストセラーを世に送り出している。

 マンガなら、経済アナリストの森永卓郎氏が監修している『楽しく生きる年収300万円時代』や、清水久美子氏が著書の『プロの学び方』で紹介している、弘兼憲史氏の「課長島耕作』などは、経済・ビジネスにおける良質な教材といえる。

 大ヒットした『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の著者・山田真哉氏の小説『女子大生会計士の事件簿』も、楽しみながら知識を得ることが出来るし、「やさしい会計用語集」という単語集までついていて勉強になる。

 マンガや小説は、ストーリーのなかで専門知識が披露されるため、学んだ知識が具体的にどういった場面で使えるのか、今後自分にはなんの知識が必要になってくるのかのヒントにもなる。


今日のポイント

新しい分野を学ぶときは、小説やマンガで!