2月17日月曜日
三回目といきなりに。
好きな三だからなのか、
なんなのか解らないけれど、
腹が減っては戦ができぬ、みたいな、
そんな状態になられて仕舞う。
まるで冬眠を終え、やせこけた熊。
腹が減った。本当に腹が減った。
喉もお肌もからからに渇いてやがる。
とりあえず、

好きなフチ子にまだ何もしてあげられてないのに、
これでは、
風吹かすようなことも出来ないじゃないか。
木村拓也さんの、
ちょっ、待てよじゃないけれど、
アタイの本番は、要するに今から、
これから始まるらしい。
漸く訪れたこれを頑張らずにして、
好きなフチ子と戯れ、遊ぶなんて、一刀両断。
ピンチはチャンス。
漸く訪れたこのチャンスを絶対逃してなるものか。
だから、このまま変わらず、
変わらず頑張り続けなきゃならないみたいだ等と一人思いながら、
今日も変わらずいつもの事をした。

とりあえずパシャリしたその次の瞬間だった。
アタイの頬っぺたを優しく包みこむような風が、
どこからともなく吹いてきては、
アタイの頬っぺたを包んだまま、
そこから離れていこうとしなかった。

したら、
とにもかくにも、
あんたはフチ子が一番みたいだ。
そんなフチ子をあんたは一番にしなきゃならないみたいだ。
差もなく場途方に暮れ、いずれ、孤独の淵に立たされるだろうよ。
寂しいよ、悲しいよ、それってとても辛いよ。
とりあえず今は無駄に体力使うんじゃないよ。
絶対無理しちゃだめ。
しかし、やんちゃな子ね、と、
囁かれた気がした
声の主は、、このフチ子でない事は確かな事。

とりあえずフチ子。
本当に好き。
日毎好きが増えてって仕方がない。
完
(書く女シリーズ)
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『女の朝パート2372.2373』シリーズ