1月19日日曜日
食い倒れた昨日の夜。
放漫でダイナマイトなボディーを漸く手にいれる。
手に汗握る思いである。
もう何も食べたくない。
2度と酒なんか飲まない。

そして手を洗いに立ち上がり、また戻ってくる。

ごめんねフチ子。
珈琲じゃなくてごめんね。
そんな顔しないでこっちを見ておくれ。
ひとりぼっちにさせてしまった事だけは、
本当に本当に申し訳なく思ってる。
でも仕方がなかったんだ。
だって汗ばんだ手なんか繋ぎたくないだろ。

フチ子、今日は折角のお休みだ。
二人揃っての唯一のお休みじゃないか。
お天気も最高だし、二人一緒に何処かへ出かけよ。
映画?ショッピング?昼のみでもしながら好きなもの色々食べよっか?
フチ子、先ずはお着替えしよ。
あのワンピースでいいんじゃないか?
さぁ、フチ子!
さぁ、フチ子!
完
(書く女シリーズ)
(オフのフチ子シリーズ)
(珈琲女シリーズ)