12月24日火曜日
今日はクリスマス。
それなのにぶるぶる震える位冷え込むらしい。
だからこそアタイは頑張れる。
この温もりこそがアタイの宝であり誇りであるから。
アタイが守らず誰がそれをやる?
とりあえず、たったそれだけど、その為にアタイは頑張れたし、頑張ってきたんだ。イェイ!等と一人思いながら、今日も変わらずいつものことをした。

とりあえずパシャリしようとした次の瞬間だった。
朝から晩まで、形振り構わず、髪の毛振り乱し、一人馬車馬のように働きまくってきた。
結果、何が残ったの??と、聞こえて仕舞う。

結果ね。そうだね。
深い傷跡と記憶障害と孤独だけが残ったみたい。
しかもかなり深刻だ。
忠犬タマ公みたいなアタイとちがって、
このフチ子は甘え上手の子猫ちゃん。
赤いリボンが良く似合ってる。
アタイとフチ子は、
月とすっぽんみたいな間柄だけれど、

アタイの方が人生経験豊富なので有無を問わず、
可愛いがるだけ。
どうせならまとめて面倒みたる。
フチ子。こっちへおいで。
今年も勝手にやってきたクリスマス。
完
(書く女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
(珈琲女シリーズ)