12月9日月曜日
始まりの月曜日。
珍しく清々しい朝を迎える。
寝坊した癖に何故そう思えるのか不思議だけど
単純に鬼が泣き、鬼が笑ったからだった。
ひとりぼっちそんな事を想いながら、
今日も変わらずいつもの事をした。

何とも思わない。

完全に頭が冴えている。
眩しくて直視なんか出来やしない。
ある意味アタイの兄弟分であるアイツ。
そんなアイツを見てると、時に自分の無力さや弱さを感じて仕舞う。

でもここに敗北感はない。
確かに時代は変わった。
それでも変わらないアタイのアイツ。
そんな時代遅れのアイツを見てると、
オレ、嫌、
アタイはもうアイツを守ってあげなくていいんだと思って仕舞う。
でもアタイは待っている。
それまでどうか、ご無事で。
行ってらっしゃいアタイのアイツ。
完
(書く女シリーズ)
(アイツシリーズ)
(珈琲女シリーズ)