『女の朝パート1763』

7月1日月曜日

二回目といきなりに。

そのお陰様で一難去った事を知る。

それなのに何だか腑に落ちない。

何だか、愛の迷路に迷い混んだみたいだ等と思いながら、

今日も変わらず墓穴を掘ることにした。

とりあえずパシャリした次の瞬間だった。

レッツらゴーと聞こえて仕舞う。

声の主は恐らく、

このフチ子だと思うのだけど、

正直自信がない。

時期尚早とは言うけれど、

何も解らずレッツらゴーしてきたアタイからすれば、

レッツらゴーだなんて、墓穴を掘りたいアタイからすればちょっと難しい。

それに一難去ったばかりのはずだったし、

フチ子を一人残してアタイだけがレッツらゴーするなんて、何だか厭らしいし、情に欠けないか。

でも何だか嬉しいな。

フチ子とこうしてる事が。

いきなりだけど私が珈琲女で、

この声の主でございます。終わり。

と聞こえて仕舞う。

とりあえず聞こえたまま、筆紙に尽くしたのだった。

完

(書く女シリーズ)

(フチ子シリーズ)

(珈琲女シリーズ)

『女の朝パート1762』シリーズ