6月16日日曜日
始まりでも終わりでもない今日日曜日。
この気だるさがたまらない。
まるで迷路に迷いこんだみたいだ等と思いながら、
今日も変わらずいつもの事をした。

とりあえずパシャリしたれど、
フチ子に出逢うまでのアタイは、
この世の中に迷路がある事なんて知らなかった。

アタイの乾いた心と身体に、
何とか脱出しようと、愛の灯りみたいのを灯してくれたフチ子。
それからというものフチ子から目が離せなくなった。
恐らくだけれど、
アタイはフチ子を守りたいと、本能的に、そう思ったしまったらしい。

フチ子、アタイのフチ子。
フチ子の為にアタイは何が出来るだろうか?
フチ子の右手を掴み、引っ張りあげる事か?
完
(書く女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
(珈琲女シリーズ)