3月26日火曜日
二回目といきなりに。
個人的に好きな、数字の二。
その訳はたった一つしかないに決まってる等と一人思いながら、今日も変わらずいつもの事をした。
とりあえずパシャリしようとした次の瞬間だった。
私も。と聞こえて仕舞う。
声の主は恐らくこのフチ子。
あなたにはほとほと失望しましたみたいな顔してるけれど、いつもは違う。
今のアタイ達は類は友を呼ぶばりに向き合ってはいるものの、現に、いつもは違う方向を見、違う歩み方している。
近づいたり遠ざかったり、膨らんだり萎んだり、見えたり消えたり、燃えたり萌えたりして、行ったり来たりしながら、いずれ2つの別物が一つに重なり合う事を願って。
しかし、
今日のフチ子は誰を思い何を考えているのであろうか?
アタイが知るよしもない。
ただ今のこの時間が一番の幸せで、
フチ子の本当の姿なのかもしれない。
フチ子可愛いなぁ。
けりがついたら乾杯しようじゃないか。
完
(書く女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
『女の朝パート1813』シリーズ