3月25日月曜日
三回目といきなりに。
それなのに依然として粛々している。
いつもならプチっと、
狂喜乱舞してるはずなのに不思議だなぁ、
困ったなぁ。
恐らくだけれど、下手な鉄砲数打っちゃ当たるばりに、
何かにつけて期待みたいなもの抱いて仕舞っていたのだろうな。
少年よ大志を抱けならまだしも、
アイツもアタイは少年じゃない訳だし、
寧ろアタイの心はいつだって少女A、、。
じれったい、じれったい。じれったい。
同じ穴の狢だったけか?
万が一にでも特別なのであれば尚更じれったい等とおもいながら、
今日も変わらずいつもの事をした。
とりあえずアイツをおろし、
フチ子だけをパシャリしようとした次の瞬間だった。
やっぱりだったのねと聞こえて仕舞う。
声の主は恐らくこのフチ子。
いつもアタイに優しく訴えかけてくれる。
フチ子のお陰様でアタイは身も心も満たされている。
そうなんだ。
やっぱりだったんだ。
身を乗り出し、ソッコー。だったんだ等とは、
やっぱり口にだせないまま、
最後にパシャリしようとした次の瞬間だった。
何だかモヤモヤするね。等と聞こえて仕舞う。
声の主はアタイの背後にいる珈琲女。
因みに一回目、2回目も、ずっといる。
完
(書く女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
(アイツいないシリーズ)