3月5日火曜日
珈琲が飲みたいが為に、
今日も変わらずいつもの事をした。
そしてパシャリ。
今日も全力疾走するアタイのフチ子。
アタイのは、明らかに特別。
泥水の中でもお構い無し。
そしてフチ子の前にあった邪魔者や遮るモノらを、
アタイが前もって排除しといた。
なのでフチ子の視界は恐らく澄みきっているはず。
それくらいの事しかアタイには出来なかったけれど、リサーチとか事前検証とかって今では普通でし、一般常識だ。
とりあえず行け行けGo。
そしてドンパチ花火打ち上げたれ!
フチ子、アタイの人生は線香花火みたいだったよ。
とりあえずフチ子、
アタイを置いてきぼりにしないで。
嫌、違った。
アタイが、すっかり重たくなって仕舞った腰を上げ、追いかけて、追い抜いて、180度、振り向かない限りは、好きなフチ子を抱き止められない。
一先ず地上に降りないといけないとらしい。
完
(書く女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
(珈琲女シリーズ)