2月20日火曜日
このたこ!と一人叫びながら、
今日も変わらずいつもの事をした。
因みに三回目の今、アタイノゴールは直ぐそこに。
迷わずGO。
とりあえずパシャリ。
案の定たこにたこと言っても無駄だった。
アタイは痛くて叫んでるのに、
アタイは色々我慢し悲観もしてるのに。
それでも自分が決めた事。とげが刺さる事なんて普通にある。
それなのにあたかもアタイも被害者なんですみたいな青ざめた面。
負け犬、何処行っても、そこ掘れ、わんわんわん。
そんなに鼻がきくのですか?
そんなにご立派になられたのですか?
したら私だってそうだ。
だから一緒にいても苦じゃなかったし、
居心地みたいの良かったんじゃないか。
ともすれば今もこうして、
一人亡骸みたいのを眺めながら乾杯みたいな事はしないし、
足踏みや値踏みみたいなことするなんて先ず起きない。
打算があったんだろうが初めから。
火のない所に煙は立たぬみたいなもんだろうが。
火起こしみたいの事、したかったんだろうがこのたこが。
唇突き出して、蛸壺みたいなところで、
たこ足コンセントみたいに、一人ごちゃごちゃしてろ。
そっちのがお似合いだ。
とりあえずこれで最後。本当に最後。
青信号終わればいずれ赤信号になる訳だし。
ルールを守って安全に止まります。
完
(書く女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
『女の朝パート1920.1921』シリーズ