2月15日木曜日
三回目といきなりに。
点と点と点を合わせるとやっぱり点だよな。
しかしやっぱりって情けない。等とおもいながら、今日も変わらずいつものことをした。
とりあえずパシャリ。
その次の瞬間だった。
本当に情けないね。
道端に落ちてるうんこみたい。と聞こえて仕舞う。
声の主は恐らくこのフチ子。
モザイクかけてるらしいけどアタイには解る。
とりあえず眼を瞑って聞いた。
その訳はずっと満たされると思ったからだった。
とりあえず、
そのうんこは異臭を放ち、
知らぬ間に虫まで寄せ付け、そのうちカラッカラッになる。
とりあえずフチ子。
怖いもの知らずなのはやっぱり蝶よ花よと育てられたお嬢様だからなのだろうね。
好奇心大勢。
でも色々と苦労も多かったはず。
出るに出れない、行くに行けない、見せたいのに見せられない。
アタイにもそれくらい解る。
フチ子、アタイがフチ子に外の世界を教えてあげたい。
でもきっと直ぐに飽きるし一瞬で幻滅し、
夢弾けるだろうよ。
でもアタイは満たされる。
等と聞こえて仕舞う。
声の主は恐らく振り向けばいるだろう珈琲女。
完
(書く女シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
(フチ子シリーズ)