12月22日金曜日
初戦敗退。
次は頑張るぞ等と一人呟きながら、
今日も変わらずいつもの事をした。
とりあえずパシャリ。
そして続いた。
今日もアタイのフチ子は突拍子もないことしている模様。
フチ子に対する想いが募り過ぎて、
頭中どうにかなりそう。
フチ子と出逢い、アタイは初めて痛みを知った。
それまで知らなかったって事は、
悲しみのその中で一人うずくまり、踠いていたからかも。
きっと風任せだったのだろうか。
来る者拒まず去る者は追わずだったのだろうか。
等と想いながら、
フチ子の顔をそっと覗いてみた。
その次の瞬間だった。
いつまでもそばにいて欲しい。
この花束、受け取ってくれる？
アナタ、漸く立ち上がってくれた！
パシャリ。
完
(書く女シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
『女の朝パート1782』シリーズ