12月9日土曜日
三回目。
終わりの三回目だけど依然と変わらず優しい気持ちでいるみたいだ。
良かったアナタが偉大で。等と思いながら、
今日も変わらずいつもの事をした。
とりあえずパシャリ。
そしてフチ子が言った。
アタイにだって守りたいものがあるんだ。
でもそれは一体何処にあるの?
なんだかんだと塵芥と化すんだけど。と。
あ~あと思ったのも束の間、
本当はフチ子に言いたかった。
フチ子、見てる人はちゃんと見てる、
解る人には解るって事を。
フチ子いつもパンチらやめろ。
でもそれは、、、と次なる言葉を紡ごうとした次の瞬間だった。
お取り込み中失礼致します。
大変恐縮で謹慎中の身では御座いますが、
たまには私にも外出の許可と言論の自由みたいのを頂けないでしょうか?
と聞こえて仕舞う。
声の主は多分珈琲女。
稀にみる低頭平身の姿勢にちょっと驚きを隠せない。
そうだね、そうだったね。
最近のアタイはフチ子に入れあげていた。
でも好きが止まらないんだ。
解った。で、何処行きたいの?
好きな珈琲はいいの?等とくそまじめに応えている。
完
(書く女シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
『女の朝パート1743.1744』シリーズ