11月30日木曜日
御機嫌麗しい今日の空。
風光明媚と言う言葉がふさわしい、眩しいな。
好きなのかな?等と思いながらも、
今更ながらその事に気がついたらしい。
とりあえずせっかく気がついた訳だから、
日の光を浴びようと思い、
椅子から立ち上がりちょっと進み窓を開けた次の瞬間だった。
全く予期せぬ事に遭遇して仕舞う。
何が何だか解らなかったけれど大人しく席に戻る。
戻りながら、へっ?何?
いきなり立場逆転してない?
はなからそれが目的だった訳?
だとしたらそれってかなりやばいやつじゃん等と想いつつも、
いつもの席に戻ると、
二番目のご主人様にも怒鳴られ、
それを心の底から恐れている犬みたいな気分に今なっている。
目立った動きは避けるべきだった。
何で日の光を浴びようとしたのだろう?
今更ながら後悔先に立たず。
でも目立って仕舞うんだから仕方がないじゃないか等とは言えないまま再びパシャリした。
したら、待ってました!みたいな幸運に恵まれ、
アタイの背筋がいきなり震えだしたのだった。
フチ子、ありがとうだった。
本当にありがとうだった。
アタイにも漸く誇れるものが出来たらしい。
アタイがまとめて面倒みるから、
アタイの事は何も心配しないでいい。
等と気がついたら一人呟いている。
しかし平和。
そして仲良しこよしだった。
一緒にいると信じられないくらい心落ち着いた。
そしてドキドキもするのだった。
完