11月28日火曜日
御機嫌麗しい今日の空。
そのおかげさまで我が家にも光が射す。
光射す方向に顔を向けたらやっぱり誰もいなかった。良かった、いや、良くない等と思いながら、
今日も変わらずいつもの事をした。
とりあえずパシャリ。
今日もアタイのフチ子は独りぼっちでいる。
偶々か?等と思いながらも考えても仕方がない。
しかし何だか朱に交われば赤くなるになってるっぽい。
いつの間に?大丈夫?いやだ!
だからやっぱり、It's automatic。
オハヨーゴザイマスス。
しかしハラハラ隠せない。指先震えちゃう。
とりあえず再びパシャリ。
したらお次は唇から自然と笑みが零れ落ちて仕舞う。
そしてこの瞬間が一番幸せである事を目の当たりにした。
とりあえず、
沈み落ちる太陽みたいなフチ子をアタイは全力で守らなければならない。
満たされたら隠れちゃうやつもいるらしいからな。
とりあえず出逢えて良かった。
アタイの瞳がいつにも増して赤く染まる。
ずっと探してたのかもしれない。
とりあえず陽が落ちた後、
フチ子と2人きりで逢いたいな。
オハヨーゴザイマスアタイ.
完
(書く女シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
(フチ子シリーズ)