11月18日土曜日
四回目。
四回目にかこつけ死屍累々である。
のっけから失意のどん底に。一瞬で凍りつく。
ちょっと骨折れた。
痛いよ酷いよ泣きたいよ等と一人呟きながら、
今日も変わらずいつもの事をした。
とりあえずパシャリ。
その次の瞬間だった。
大丈夫?
納得出来ないし釈然ともしない。
骨折り損のくたびれ儲け。無益徒労で終わった。
これから始まるはずだったそれぞれの歩みが、
どうでも良いことで雲散霧消しちゃったんだね等と聞こえて仕舞う。
声の主は多分このフチ子。
他に誰もいないし、
いない人間の声聞いても何も出来ないし何もならない。
とりあえずサーセンありがと、フチ子大好き!等と遠のいたのフチ子に向かって叫んだ後、再びパシャリした。
しかしおさまりがわるそうなアタイのフチ子。
孤独や失望、不安や虚無感等が渦巻いてそう。
そりゃそうだ。
いつもならコップのふちにいる訳だから。
とりあえずフチ子がそうと決めたならば、
アタイがそれを引き止める権限は当たり前だけれど一切ない。
寧ろ感謝感激雨あられそんな君に幸あれ。
行ってらっしゃいませネクストステージ!
積み重ねるって事の素晴らしさを教えてくれたのは紛れもなくフチ子でした。
フチ子との出会いは衝撃的で、
いつのまにかドツボにはまってました。
フチ子の魅力を知りたい。沢山知りたい。もっともっと知りたい。
単純にそれだけでした。
だって上っ面とかいらないし。
情けは人の為にならずだし。
あらんかぎりの苦痛を持ってと、注文を受けるのが、、、
そこに矛盾はなかろうよ。
完
(書く女シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
『女の朝パート1689.1690.1691』シリーズ