10月25日水曜日
二回目。
偶々だと思うのだけど、
今日二回も逢ってるね何だか照れるね等と一人呟きながら、
今日も変わらずいつもの事をした。
とりあえずパシャリ。
その次の瞬間だった。
えっそうだったっけ?
偶々って知る人ぞ知るってやつじゃないの?
等と聞こえて仕舞う。
何だか自棄に白々しく、よそよそしい今日のフチ子。
いかんせんフチ子に何かあったのか心配である。
しかし、持っているならばさっさと手放して仕舞え、アタイのフチ子!とはやっぱり言えないまま、
再びパシャリした。
本来ならばフチ子が手に持っているのはハート形の赤い風船🎈である。
闇雲に刺激するのはかえって良くないのかもしれない。
とりあえず奥深い。そして豊かである。
完
(書く女シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
『女の朝パート1724』シリーズ