10月11日水曜日
満ち足りた朝といきなりに。
昨日珈琲買いに行って正解。
品切れ状態に何度も遭遇しているので、
多少の不安はあったもののちゃんとそこに。
幸せは直ぐそこに。と言う言葉の意味を、
男泣きする時のように一人噛みしめながら、
今日も変わらずいつもの事をした。
とりあえずパシャリ。
そして肋骨を拡げ思いっきり深呼吸をした。
珈琲の香りが鼻につく。
猛々しくも芳香な香りが強くて優しかった。
それはまるで君の手を握りしめ、
ちゃんと守るからねと囁きかけている感じに近かった。
正直びびった。
アタイにも幸が訪れたのかと?!
とりあえず乾杯しとこうと思う。
一皮向けたアタイのフチ子。
例え化けの皮が剥がれ落ちても、
アタイは骨の髄まで届けます。嫌、届けさせてください。
Uber Eatsの配達員みたいに。
その前にもう一度だけ心のドアをノックして。
完
(書く女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
『女の朝パート1686』シリーズ