9月29日金曜日
四回目。
死闘の末の今であるといきなりに。
色々死屍累々である。
割りと悩みの種な訳だけれどその実困ったことはなかった。
でも見て見ぬふりもできなかった。
だからごめん。
手柄をたて、ポイント稼ぎみたいな事をしてみたいのは山々なんだけど、アタイにそんな器量はなく、
どうも性にあわない。
だから尚更、性懲りもなくポイント稼ぎするやつを見ると驚いちゃう。
あぁ言えばこう言う。こう言えばああ言う。
アタイだって辛いよ。
何だか宝の持ち腐れみたいになる気がして、、
でもお願いされてた訳でもないし、、、等と思いながら、
今日も変わらずいつもの事をした。
とりあえずパシャリ。
赤が映える。
その次の瞬間にはアタイの額に血管が浮き出、
血眼になって大事な物を探し始めた時のような状態になられた気がした。
とりあえずパシャリ。
大事な物を失くすって本当に辛い。
あったものがなくなるって本当に悲しい。
頑張れば掴めそうなのに、掴めないって本当に切ない。
その期待が大きければ大きい程、
それは後に己の骨身に染みてくるはず。
とりあえず死闘の末の今なんだ。
今更水に流すだなんて絶対できっこない。
だから今もこうして苦い涙を一人流し続けては、
流血しているらしい。
どうせならフチ子も巻き添えにしたい。
完
(書く女シリーズ)
(フチ子ボーンシリーズ)
(珈琲女シリーズ)
こちらも完成