9月26日火曜日
フチ子を上から狙い撃ち!
初っぱなからあるったけの力で捩じ伏せてやるぜ~等とは一切思わない。
当たり前だけど敵じゃないんだから。
とりあえずアタイの的はいつもフチ子。
そして勝手にパシャリ。
アタイの頬っぺたが桃色に染まる。
この時ばかりは身体がぼろぼろ雑巾みたいになっており、あかぎれみたいにあちこち擦りきれてもいる事その他諸々がぶっ飛んでった。
そして戻ってきた。
ありがとうフチ子。
力で捩じ伏せてやるってなに?
ポンコツ寸前な癖していつバッテリーが切れるのかも解ってない癖して。
フチ子のおかげさまで、
今日も何とか持ちこたえてるみたいだ。
しかし眩しいな。
キラキラしたものにはいつも自然と心奪われる。
フチ子ちょっと待ってて。
栄養補給したらダッシュでお迎えにあがりますから。
それまでいっぱいやってて。
しかし痛。フチ子がぼやける。目が回る。
初っぱなから出鼻挫かれる。
完
(書く女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
(珈琲女シリーズ)