9月25日月曜日
アタイの中に潜む暗い影。と言ったら聞こえがいいか。
全ては陰と陽。
光ある場所には影があり、男がいれば女もいる。
吸っては吐いて、出しては引いて、
時より思いも知らない所で鉢合わせするようだ。
そんな時に限って、
ありさんとありさんとごっつんこ~、
そんなに急いでどこ行くの?
あっち行ってちょんちょん、こっち行ってちょんと、童謡おつかいありさんの歌を、
一人呑気に歌いなくなってしまうんだけど、
単純に動揺を隠せないだけなんだと思う。
動揺だけに童謡。このギャグど~よ~~?👂️💥
とりあえず、
鉢合わせしたありさんの片方の力が強かったら、
力の強かったありさんが、
いきなり体当たりされ、
目を回して、ひれ伏してるはずのありさんを先ず拾い上げ、
おんぶか抱っこでもしてそのままの急ぎ足で、
暗い穴の中に向かうに決まってる。
しかしどうでもよい。
アタイはありでも、穴に入りたい訳でもなかった。
それよりか、閉塞感と鬱屈した気分にしかなってこないこの穴蔵みたいな場所がやっぱり気に入らない。
動きがないので何も楽しくならない。
なのにどうしようもなく愉しく、好い気分になってきてしまうのは何故?等と思いながら、
今日も変わらずいつもの事をした。
ボクは動きません。あなたが好きだから!
あなたが立ち上がり両手を拡げてくださったら、
ボクは今すぐ動き出します!
そしてあなたの元へ駆けつけます等と言おうものならば、
アタイは迷わず回れ右をする。
サヨナラ。

それでも気になって後ろを振り向いたら、
こやつの本質が見えたような気がした。
しかし、何も聴かず追いかえすのは何だか気がひける。
しかし、何も聴かずに付き合ってくれ、サンキュー、
季節外れの花火、水はったバケツ持って、
煙に襲われて走りながら、
来てくれてありがとー、と歌うドリカムみたいには決してならないみたいだ。
完
(書く女シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
(アイツだるまシリーズ)
『女の朝パート1640』シリーズ