9月11日月曜日
三回目。
とりあえず再三再四に渡って、
何負け犬吠えるみたいな事言ってるの?
私はお手上げです。
えっそれともなに?
アタイは来日も来日も上司の命令に従って、
それ以上の成績も納めて立派にやってます、とでも言いたい訳。
は~い、ごちそうさまでした。
美味しかったね。満腹にはなりました。
なりましたけど、これらを味わい、
美味しく頂くことは全くできませんでした。
中身を知りたかったのに。
とりあえず、
洋なしおたんこなすポタコンタスみたいな事を、
これからも変わらず仰るならば、
又しても肥えて仕舞うだけで、
もしくわ乾燥梅か、
賞味期限切れたままの牛乳みたいになっちゃうだけなので、
大丈夫ですから。
あぁ、後味悪。
つけ加えるならば気味も悪。
普通に虫酸だって走るわ等と、
いきなりに聞こえて仕舞う。
何だかいきなり階段から突き落とされた気分である。
でも大丈夫。
だってここは家の中。
そんなこと起きるはずがない。
とりあえずフチ子。
今日もパシャリさせてね。
欲しかった音が入るともっともっとってなっちゃって。
とりあえず最高に気持ちが良いんだよ。
あっごめん。
フチ子には解らないことだったね。
あっフチ子。
後からマンデリン飲ませてね。
時間をかけてゆっくり味わいたいんだ。
本も読みたいしね。
最近は全く読書が進まない。
あの時の読書熱、どこ行っちゃったのだろうね。
足がある訳でないのにさ。
前にも話したけど、
白いボス猿を追いかける田舎の青年の話。
そこから一頁も進んでないんだ。
とりあえず熱い珈琲がちょっとずつ冷めてく感じと、
本を読み進めていく感じと、
うまく説明出来ないんだけれど、
何だか、ワビサビみたい事を一人感じて凄くいいんだよ。
圧巻なんだよ。
すご~い!って叫びたくなるんだよ。
何故だかあっかんべーとかもしたくなっちゃうんだよ。
フチ子、今日も付き合ってくれてありがとね。
そして付き合わさせちゃってごめんね。
色々忙しいのにさ、
会社勤めのOLさんってやっぱり朝から大変なはずなのにさ。
アタイにも解るよ。
お仕事行く前に自転車の前かごにがらがら乗っけて、
まるでETみたいだって思ったよ。
自転車は三人のり。
しっかし今なら考えられないよ。
でさ、保育園行くその前にご飯作って、
そのかたずけしてさ、洗濯機まわして、ほしてさ、
耳鼻科とかに寄ってとかまでしてたからさ。
来日も来日もその連続。
生きた心地なんて何もないよ。
でもいずれ終るじゃない。
そしたらそれらに相応しい体力もついてくるじゃない。
それって歴史が教えてくれたじゃない。
だからアタイにはなんとなくだけど解るんだよ。
骨身にしみる程わかるんだよ。
フチ子、今更だけどちょっと痛いよ。
見てらんないよ。
朝ごはん食べよっかね。
アタイもお腹空いてたし。
完
(書く女シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
『女の朝パート1592.1593』シリーズ