四回目。
また一つやっちまっただといきなりに。
悔しくて悲しくてどうしようもない。
誤魔化さないと決めたのに、
つけ加えるならばその様な事をいけしゃあしゃあと言い放った癖して、
しかもそれを看取ってくれみたいなことまで言って、
恩着せがましく、キナ臭い事なんかやらかして、
また一つやっちまっただ。
オラは死んじまっただ、オラは死んじまっただ~、なのか。
出来る事、やってあげれる事、まだまだ沢山あったはずなのに。
今は無為で怠惰な時間だけが静かに流れてゆく。
ざぁ~ざぁ~っ。
濁り滞った雑念のような音まで何故だか聞こえてくるではないか。
滞りがないよう細心の注意と気配りを心がけながら、
これまでコツコツとやってきたはずなのに、。
どうやら、溢れる思いが止まらないみたいだ。
掴みたい。
そして蓋を開けて吸い付きたい。
そして渾然一体に。
とりあえず一端パシャリ。
やっぱり赤がピンクに見えてしまう。
アタイのピンクのあのタンブラーは、
一体どこに置いてきて仕舞ったのだろうか?
9月5日水曜日
四回目。
雲行き怪しいけれど八王子の現在の温度は36度。
洗濯物を室内に入れれば良かったと後悔先に立たず。
もしアタイに選択の自由があったならば、、、
完
(書く女シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
(フチ子いないシリーズ)
『女の朝パート1579.1580.1581』シリーズ