8月30日水曜日
蝉が大人しくなったなぁ。良く頑張った!等と思いながら、
今日も変わらずいつもの事をした。
とりあえずパシャリ。
したらやっぱり色々が落ち着いた。
そして再びパシャリ。
その次の瞬間だった。
私にも解らないのよね~。。
ただお眼鏡にかなって光栄よ。
ただ、私、何だか落ち着かないんだけれど、、等と聞こえたような気がしたけれど、
最後にパシャリした。
したら次の瞬間だった!が再び訪れて仕舞う。
招かざる客とか、怪我の功名だったとすれば、
これまで通りひたすら我慢すれば良い事だけれど、
どうやらこの度も一人血を流すことが確定したらしい。
血と言うのは、巡りに巡ってかえってくるものではなかったのか?
とりあえず上等だぜ。震える声で一人呟いたあと、
聞こえた声を今日も変わらず筆紙に尽くすことにした。
墓穴掘ったる。これまでその為だけに生きてきたんだもの。
よし。邪魔者はいなくなった。
フチ子、お久しぶりぶり。
今日のスーツどう思う?
赤が好きなフチ子にのってみたんだ。
そしてこの度はオラのお誘いに乗ってくれてありがとう。
再三再四に渡ってしつこいのかもしれないけれど、
フチ子のおかげさまでオラの高所恐怖症は、
これでも大分克服できたんだよ。
オラがこれまでどれだけ惨めで憐れな思いをした事かって。
観覧車に乗れない。
東京タワーやスカイツリータワーにもいけない。
いつも見上げてばかりのオラの名はアイツ。
それにクラスの中でオラが一番小さかったにも関わらず、運動会の時にやる人間ピラミッドの、
その頂きの座だって、なくなく友達に譲ったんだ。
両親発狂。
あんたのせいでアイツは小さいのよ!とか、
お前がちゃんと飯食わせないからじゃないか!とか、いっつも争いは耐えなかった。
オラは辛かったよ。オラの居場所は何処にもなかった。
でもね、もう大丈夫。
フチ子はいつも通り何も心配しなくてコケコッコ~。
たまご、産んでくれないか。
それよりもフチ子が好きな場所にこれからはオラもいける。
しかも一緒に。
それがどれだけ嬉しいことかって。
しかしフチ子は凄いね。
やっぱりオラが惚れた女の子。
世界中の誰より君が好き。
一生守るし、一生大切にするよ。
だってフチ子はある意味死んだように生きてきた訳だから。
風当たりも強く、身近な人から罵声も浴び、
ず~っと一人で頑張ってきた訳でしょ。
でもフチ子、良かったよ。
今日もこうしてフチ子をパシャリしてくれる色んなやからのおかげで、
オラだって、この様に陽の目を浴びれた訳だもの。
偶々だけどね。
フチ子は挙げマンだ。
幸せを呼ぶコウノトリ。
もしくわ朱雀かな。
完
(書く女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
(アイツシリーズ)
(珈琲女のシリーズ)
『女の朝パート1741.1742』シリーズ