8月22日火曜日
青い空に白い曇じゃない今日の空。
陽気とは程遠い。どちらかと言うと妖気な感じ。
ひと雨降るか、雷落ちるか。
どちらにせよ何だか懐かしい気がする等と想いながら、
今日も変わらずいつもの事をした。
とりあえずパシャリ。
その次の瞬間だった。
おばさんが毎日私に睨みをきかせるの。
しかも鬼みたいな顔で。
好き勝手好き放題してる癖して、
その癖都合が悪いとおばさんは逃げるの。
だから私も同じ様に逃げることにしたの。
予想通りだった。
毎日危ない綱渡りの連続皆勤賞。
そしてそれは今でもそう。
時々パシャリされ、
今でも急にパシャリされる訳だけど、
変わらず毎日向こう見ず。
要するに空威張りか空回りしている訳。
悲しいね、切ないね、痛々しいね。
再三再四に渡ってしつこいけど、
毎日変わらず見下ろしてくるの。
餓えてるのかしら?等と聞こえて仕舞う。
声の主は多分このフチ子。
フチ子の声は毎日続きそうな位自然な事だったけれど、
このフチ子はバンクシーって誰?展でGETした、
私の宝である事に変わりはない。
しかし聞き捨てならね~な。
そんな花、さっさと捨てて仕舞え~。
フチ子にふさわしい花がきっとある。
完
(書く女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
(珈琲女シリーズ)